九州大学大学院生(26)の男逮捕 女子大学生宅に侵入し小型カメラ設置か 「全く心当たりがない」と容疑否認 福岡市

今月12日、福岡市内の知人の女子大学生の自宅に侵入し、小型カメラを設置して女性を撮影した疑いで、九州大学大学院の学生が逮捕されました。

住居侵入と性的姿態等撮影の疑いで逮捕されたのは、福岡市博多区に住む九州大学大学院薬学府の学生・寺田悠真容疑者(26)です。

警察によりますと、寺田容疑者は今月12日夜、福岡市内に住む知人で20代の女子大学生の自宅に何らかの方法で侵入し、脱衣所に小型カメラを設置して、午後7時33分ごろから約5時間半の間、女性の胸などを撮影した疑いが持たれています。

帰宅後に小型カメラを発見した女性が警察に通報したことで事件が発覚し、周辺の防犯カメラの捜査などから寺田容疑者が浮上したということです。

警察の調べに対し寺田容疑者は、「女性の自宅に入ったこともないし、小型カメラを設置したこともないし、全く心当たりがありません」と容疑を否認しています。

女性の自宅は窓ガラスが割られているような形跡はなく、警察は、寺田容疑者が不正に合鍵を作成して侵入した可能性も視野に調べを進めています。

学生の逮捕を受けて九州大学は、「事件の全容についてまだ把握できていませんが、学生が逮捕されたという事実を重く受け止め、事実関係を確認し、厳正に対処いたします」とコメントしています。