住宅近くの柿の木でわなにかかった“親グマ”すぐ近くに子グマも…緊迫の7時間

15日、仙台市青葉区の住宅近くで、わなにかかった親グマとその近くにとどまる子グマが見つかり、約7時間後に駆除されました。

記者リポート
「クマの左手にはわながかかっていて、わなから逃れようとしているのか、木の上で暴れています」

警察によりますと、15日午前6時25分ごろ、青葉区郷六の住宅近くの柿の木の上で、わなにかかった体長1メートルほどの親グマが見つかりました。

すぐ近くでは、別の木にのぼっている子グマ1頭も確認され、仙台市や猟友会などが対応にあたりました。

クマが見つかってから約6時間半後の午後0時50分ごろ、市の委託を受けた専門業者が、親グマと子グマに麻酔銃を撃ち眠らせ、その後、まもなく2頭を駆除しました。

仙台市宮城総合支所 大須賀淳まちづくり推進課長
「クマが拘束された状態で、かつ周りも取り囲んで、ある程度安全が確保されたなかで対応できたということで、いい対応だったと認識している」

けがをした人はいませんでした。

近くの住民
「クマがいるところに私たちが住んでいるので仕方ないところはあるが、捕まってだいぶ安心しました」

今年度、県内のクマの目撃件数は、13日時点で、過去最多となる2500件に上っています。