
立憲民主党・原口一博議員が18日付でX(ツイッター)に投稿。高市早苗首相が台湾有事の最悪ケースを想定して「存立危機事態になり得る」と国会発言して中国側が猛反発している件で、橋下徹弁護士の見解に「政治経験が地方の首長だけと言っても国政政党の創始者。引用されている発言は、切り取られたものだろうが、本気でこんなことを言ったとしたら残念でならない」と記した。
原口氏が指している橋下氏の発言元はX投稿。
高市首相の発言が波紋を広げ、外務省局長が北京に協議に向かったことに、橋下氏はX投稿で「結局、日本から中国にご説明に伺うのが、今の日本と中国の力関係。このような実態を無視して、口だけ番長で威勢よく言えるのは、無責任な国会議員、コメンテーター、学者など。力を持つまではキャンキャン騒ぐべからず」。
「日本から中国にご説明に伺った時点で、この喧嘩は日本の完敗。国内でいくら威勢よく言っても意味無し」
「世界各国がこの事態をどう見るか。中国に怒られてご説明に伺った日本と見られることは間違いない。国内で毅然たる対応を!と威勢よく言っても世界には通用しない。なんとかっこ悪い日本か」
これらをXに連投した。
原口氏は「『日本が完敗』?そんなわけないだろう。日本は負けていない。それこそどこかの勢力が喜ぶようなことを言うこと自体が間違い」と反応した。
「外交の負けは戦争。かっこいいか悪いかなどというのは、関係ない。寧ろ『妥協』は、一時的には醜く映る。それぞれの国の強硬派から弱腰との非難を受ける。だからと言って強硬派が戦争になると国を守る盾になるかと言うとそうとばかりはかぎらない。歴史を振り返ると真っ先に逃げ出したのも少なくない」
「外交は、妥協点、一致点の探究でもある。話し合い妥協点を見つける技術や知恵が問われる、別の意味での『戦場』だ。戦争を回避し、命を守ると言う点で外交は、極めて大切だし尊い。それを否定するならあとは力の行使しか残っていない。台湾有事は日本有事にはならず」としている。