大和村で住宅や倉庫が全焼 焼け跡から1人の遺体 60代長男と連絡とれず 鹿児島・奄美大島

19日夜、鹿児島県大和村で住宅や倉庫を全焼する火事があり、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。

この家に住む60代の男性と連絡が取れず、警察が身元の確認を進めています。

警察と消防によりますと、19日午後11時40分ごろ、大和村湯湾釜で「隣の家が火事です」と、近くの住民から119番通報がありました。

火は約1時間15分後に消し止められましたが、この火事で農業・上原信子さんの木造平屋の住宅1棟と倉庫、風呂が全焼し、住宅の焼け跡の玄関付近で性別がわからない1人の遺体が見つかりました。

上原さんは60代の子ども3人と4人暮らしで、出火当時は全員家で寝ていて、このうち長男と連絡が取れていません。

ほかの3人は火事に気がついて逃げだし、けがはありませんでした。

警察は住宅が火元とみて、火事の原因を調べるとともに、見つかった遺体が連絡の取れない長男の可能性があるとみて身元の確認を進めています。