海宝直人 記者会見での生歌初披露に苦笑「恐ろしいシステム」 ミュージカル「ISSA in Paris」制作発表

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 俳優の海宝直人、岡宮来夢、潤花、豊原江理佳が20日、都内で行われた新作ミュージカル「ISSA in Paris」(来年1月10~30日、東京・日生劇場。同2月7~15日、大阪・梅田芸術劇場メインホール。同2月21~25日、愛知・御園座)の制作発表会見に演出の藤田俊太郎氏と出席した。

 「ISSA in Paris」は、ヒット曲が出せず家族との葛藤を抱える現代のシンガー・ソングライター、ISSA(海宝)と江戸時代の俳人、小林一茶(岡宮)、2人の「ISSA」が、時空を越えてパリで出会うという物語。

 この日は海宝がソロで「一つの言葉」、岡宮がソロで「露の世は」、4人で「俳句」と、この日が初披露となった楽曲を歌唱した。

 海宝は「緊張しましたね。制作発表で歌うっていうシステム、恐ろしいですよね。責任重大じゃないですか、初めて皆さまに」と苦笑い。「すごく楽曲の幅が広いなっていうことは、全曲初めて聴いた時の印象」だといい、「本当に素晴らしい楽曲がたくさん詰まっておりますし、大変でもあり、挑戦しがいのある企画」とアピールした。

 歴史上の人物である小林一茶を演じる岡宮は「長野県出身の僕が信州人の小林一茶を演じられることの喜びをかみしめながら稽古を頑張って。一茶はすごく弱い者、貧しい者、はかない者に視点を当てながら、海であったり山であったり大きいものにもフォーカスを当てながら、それをたった17文字で表現するスケールの大きさであったりとか、そういったものに一個一個心を動かしていく、優しくも情熱的な、僕だけの一茶にできたらいいな」と意気込んだ。