
俳優の竹内涼真(32)が来年1月スタートのテレビ朝日系ドラマ「再会~Silent Truth~」(火曜、後9・00)に主演することが20日、分かった。ヒロインを務める井上真央(38)と、この冬、最も切ないヒューマンラブミステリーを紡ぐ。竹内と井上は初共演。現在出演中のドラマが好評の竹内は「新モードの竹内涼真をお見せしたい」と、不敵に予告した。
今クールで話題のTBS系ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」で、亭主関白思考でうざいけど、どこか憎めない男・勝男を好演中の竹内が、それとは「まるで違う役柄」に挑む。
第56回江戸川乱歩賞を受賞した横関大氏の小説を連続ドラマ化。竹内が演じる刑事の飛奈淳一は、進学と就職で離れていた故郷の警察署に異動となり、ある殺人事件を担当することに。容疑者として初恋の相手・岩本万季子(井上)と23年ぶりの再会を果たす。事件で使われた凶器は、自身と万季子を含めた幼なじみ4人で23年前に埋めたはずの拳銃だった。捜査の中で、かつての仲間達とも再会し、誰にも言えない秘密と埋めたはずの罪が再び目の前に現れる。
自身の役について竹内は「自分のもろさや一番弱い部分と向き合いながら、乗り越えようと闘い続けている」と説明。「『じゃあ、あんたが作ってみろよ』で演じているどうしようもない勝男(笑)とはまるで違う役柄。新モードの竹内涼真をお見せしたい」と新たな挑戦への思いを込めた。
一方「万季子の言動を理解するには、少し時間がかかりました」と、謎多き役を務める井上。初共演の竹内について「顔、ちっちゃ!背、高っ!もうイメージ通りの方でした」とおどけつつ、「熱量が高く、いろんな方とすぐ仲良くなれて、主演として先頭に立てる方という印象を持っていたのですが、そこもイメージ通り」と、強い信頼感を口にした。
さまざまな思いや秘密が繊細に交錯する物語に「展開の面白さにドキドキハラハラすると同時に、演じる僕らはキツくなるだろうなと思いました」と、不安も口にした竹内。しかし「この“不安定な船に乗っているような旅”を楽しみながら闘っていこうと思います」と前向きに語った。