大分の大規模火災4日目もいまだ鎮火至らず…170棟超が燃え、漁への影響に懸念も 警察の実況見分はじまる

大分市で起きた大規模な火災は発生から4日目を迎えましたが、いまだ鎮火には至っていません。

現場から、テレビ大分・刀祢優月アナウンサーがお伝えします。

火災現場では、21日朝から水や電気などライフラインの復旧作業を行うための車両が次々と規制線の中に入っていきました。

21日午前7時時点で73世帯113人がいまだに避難を続けています。

大分市佐賀関の住宅密集地で11月18日に発生した火災では、約170棟が燃え1人が亡くなりました。

離島を除いて火はほぼ消し止められた鎮圧状態となり、警察と消防が21日午前10時から26人態勢で実況見分を行っています。

佐賀関は「関あじ・関さば」の漁で全国的に知られていて、21日朝は漁を再開する漁師の姿がありました。

漁師の男性は「あの火事を見たら出る気はしないから。なかなか行く気にならなかった」と話しました。

今回の火災で漁で使う道具を作る工場も燃え、今後の影響を懸念する声も聞かれました。