絢香 重要文化財で生歌を披露し感動「コンサートホールのような響き」 英国大使も称賛「素晴らしいお声」

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 シンガー・ソングライターの絢香が21日、東京・丸の内の明治生命館で行われた同館のリニューアル記念式典で生歌を披露した。

 来年、デビュー20周年を迎える絢香は「20年も自分の大好きな音楽、歌を続けられるって本当に幸せなことだと思っていて。今まで聴いてくださった皆さんとか今全国ツアー中で会場に足を運んでくださる皆さんとか、本当に感謝の気持ちでいて。なので20周年はその感謝を伝える1年でもありますし、改めていい音楽をしっかり届けていきたいなという、全く新たなスタートというか、そんな気持ちでいます」と思いを述べた。

 1934年竣工で、1997年には昭和の建造物で初めて国の重要文化財に指定された明治生命館に「すごいすてきで、本当にコンサートホールのような響きなんですよ。音がすごく良くって、ピアニストと『いい音だねえ』って言って感動してました」と笑顔。

 20周年を迎えるということもあり、この日はデビュー曲「I believe」と、最新アルバム「Wonder!」に収録した「花束じゃなくキミといたい」というキャリアの最古と最新の2曲で、圧倒的な歌唱をピアノ伴奏に合わせて十分に響かせた。

 歌唱前には明治安田の永島英器社長とジュリア・ロングボトム駐日英国大使がトークショーを行い、大使は「大阪・関西万博の開会式で絢香さんの国歌斉唱を聴いて、素晴らしかった」と日本語で称賛。永島氏とともに先週、鑑賞したという絢香のライブを「すてきなライブで、本当に楽しみました」と振り返った。

 大使はこの日の歌唱後も「今日は身近で素晴らしいお声を聴かせていただいて、ありがとうございます」とたたえ、永島氏は感動で涙していた。

 明治生命館はリニューアルに伴い、1階の展示エリアに同館の模型や映像展示を新設。22日にはカフェテリア「明治安田CAFE丸の内」が新規開店する。