
自分が頑張ってこられた秘訣は……
パールとビーズ、スパンコールが全面にちりばめられ、胸元が大胆に開いたホワイトドレスで登場したのは、吉岡里帆(32)だ。
11月19日、商業複合施設「KITTE」(東京・丸の内)で行われたクリスマスイベント「WHITE KITTE」点灯式に吉岡が登壇。会場となったビルの吹き抜けには、高さ13メートルのもみの木が設置され、吉岡が語ったとおり、イルミネーションによって白銀の世界が広がっていた。会場の1階はもちろん、2階や3階もイベントを見物する人たちで溢れていた。
そんな中、吉岡が多くのスタッフや警備員から厳重に守られ登場。壇上に上がるまでは、少し緊張の面持ちだったが、司会者に紹介され、登壇した途端、イルミネーション以上に輝く笑みを浮かべていた。
「吉岡は現在、NHKで放送されているドラマ『ひらやすみ』に出演しています。東京・阿佐ヶ谷の民家でのんびり暮らす岡山天音(31)演じる主人公・生田ヒロトと、森七菜(24)演じる、その従姉妹の小林なつみ。そんな2人とは対照的に、不動産会社での仕事に追われ、日々の生活に疲れ切っている立花よもぎを吉岡が演じています。その3人の微妙な関係性が、物語のキモになっています。吉岡の演技に共感を持つ視聴者は多く、評判は上々のようです」(テレビ誌ライター)
今年の吉岡は超多忙を極めた。『ファーストキス 1ST KISS』や『九龍ジェネリックロマンス』など3本の映画。テレビドラマでは『ひらやすみ』の他に1月期ドラマ『御上先生』(TBS系)に出演した。来年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』では、仲野太賀(32)演じる主人公・豊臣秀長の正妻・慶(ちか)を演じ、来年春公開予定の映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』の出演も発表されたばかり。
この日の衣装について吉岡は、
「素敵な白銀の世界が、このイルミネーションによって、わぁっと光でいっぱいになるので、この光の世界の擬人化になるような裏テーマが自分的にあります」
と、語り会場を沸かせ、デビューから12年、人気俳優として安定した活躍を続けられる秘訣を司会者から聞かれると、
「どんなことも波がたくさんあると思うんですけど、一喜一憂しすぎず、全部を楽しむ。こういう時間もあるよねって楽しんでいると、あっという間に時間が経って、気づいたらたくさんの仲間ができてっていう。それこそ自分が頑張ってこられた秘訣かなと思います」
などと語り、恥ずかしそうに微笑んだ。その笑顔に来年も、ファンは癒やされることだろう。




