中国軍投稿の高市首相“風刺画”「昔から」の手法とワイド!スクランブル識者「過剰反応する必要ない」

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 テレビ朝日系「ワイド!スクランブル サタデー」が22日放送され、高市早苗首相の台湾有事発言を巡り亀裂が深まる日中関係について特集した。

 高市首相の発言に対して中国側が猛反発。自国民へ日本への渡航自粛を呼びかけたほか、日本産水産物輸入を事実上停止。さらには、文化交流が相次いで中止や延期となっている。

 番組では、中国軍の広報のXに投稿された高市首相とみられる人物を題材にした“風刺画”についても取り上げ、「高市総理の姿勢と軍国主義を結びつけるようにもみられる」と伝えた。

 中国の政治・経済に詳しい東京財団主席研究員の柯隆氏は「風刺漫画描いてみせるというのは昔からの話でもございまして」とコメント。「例えば私が幼い頃、当時、毛沢東の当時、リュウ・ショウキという国家主席が迫害を受けたときに全国の壁に張り出されたのが似たような風刺漫画」と過去の例について説明した。

 その意図について「ひとつはイメージ、そしてプロパガンダ。イメージを悪くさせようというのが当然あるわけですから。あるいはプロパガンダを作るのに、こういう手法を使う」と指摘。「これを見て多くの日本人の方は恐らく不愉快に感じるわけですが、あんまり過剰反応する必要もないんじゃないでしょうか」と述べた。