
歌手でタレントのあのが、来年4月スタートのテレ東系×動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で放送されるドラマ「惡の華」で、地上波ドラマ初主演を務めることが24日、分かった。俳優・鈴木福(21)とのW主演で、あのは「(作品に)出会ってしまった」と感想を吐露。体当たり演技をアピールした。
俳優として、アーティストとして目覚ましい活躍をするあのが、全世界累計325万部を突破した漫画家・押見修造氏による伝説的漫画の主演に抜てきされた。
「惡の華」は中学生の思春期の揺れ動く心を描いた作品で、あのが演じるのは自分の考え・感情・欲望に忠実であるが故に、本能や欲望を隠して生きる作品中の“クソムシ”たちにいら立ちを隠せない問題児の少女・仲村佐和役。あのは作品を読んだ際の思いを「何かに追われている。ただ、何から逃げているのか、どこに向かって走っているのかわからないまま生きていた頃、この作品を周りの方々から幾度もお薦めされ、そして読んだ時の衝撃はよく覚えています」と明かした。
物語は心に突き刺さり「『出会ってしまった』という感覚。そして数年越しにまた出会いました。まさか仲村さんを演じさせてもらう人生になるとは思ってもいませんでした。このご縁を大切に体当たりで撮影に挑ませていただきました。絶対に見逃さないでほしいです」と訴えた。
あのと対峙するもう一人の主演・鈴木はクラスメートの体操着を盗んでしまったことを仲村佐和に見られてしまい翻弄される役。「これまで演じたことのないキャラクターへ変化していく春日に、ワクワクしています」と高ぶる気持ちを明かした。
漆間宏一プロデューサーは「思春期の感情は多くの方に共感いただける内容となっています。福くんとあのさんが魅せる多種多様な感情表現により、春日と仲村の複雑な主従関係を体現しています」と2人の奏でるハーモニーに期待を寄せた。