
5年前、神奈川・川崎市の首都高速で時速200km以上の速度で高級スポーツカーを運転して乗用車に衝突し、夫婦を死亡させた罪に問われている男の裁判が開かれ、男は起訴内容を否認しました。
会社役員の彦田嘉之被告(55)は2020年8月、川崎市の首都高湾岸線で車線変更を妨害する目的で時速200kmから268kmで高級スポーツカーを運転して制御困難に陥り、前を走っていた乗用車に衝突して乗っていた内山仁さん(当時70)と妻・美由紀さん(当時63)を死亡させた危険運転致死の罪に問われています。
25日に開かれた裁判員裁判の初公判で彦田被告は「制御できず進行したことはないし妨害目的で運転したことはない」と起訴内容を否認しました。
検察側は冒頭陳述で「車線変更が不可能な速度で走行していた」と指摘しました。