「スター☆オーディション」グランプリに中学2年生コンビ プレゼンターの北川景子「才能にあふれる子たち」

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 大手芸能事務所「スターダストプロモーション」主催の全国オーディション「第4回 スター☆オーディション」の最終選考会が26日、都内で行われ、応募総数1万2458人の中から中学2年生コンビがグランプリに選ばれた。女性部門は岩瀬夕由(ゆうゆ)さん(14)、男性部門は山中島世夏(せな)さん(14)が受賞。プレゼンターを務めた俳優の北川景子(39)は「未来がいっぱい。才能にあふれる子たちと一緒に仕事ができることを楽しみにしています」と期待を寄せた。

 中2コンビが、一番星となった。沖縄出身の岩瀬さんは、名前を呼ばれた瞬間、信じられないようにきょろきょろと目を動かし、ステージ中央へ。山中島さんは、ぱっと笑顔を浮かべたが、すぐに表情を引き締めてトロフィーを受け取った。

 ともに8月生まれの同級生だが、最終審査では対照的なパフォーマンスで魅了した。切れ長の目が特徴的な岩瀬さんは「バンコクの正式名称」と「ピカソの本名」を2日で暗記して、そらんじる独特なアピール。「特技がない」と悩んだ末に編み出した秘策で逆に異彩を放った。

 「静」の女性グランプリに対し、山中島さんは「動」のダンスで頂点を引き寄せた。4年前からダンススクールに週3で通い、ヒップホップやロック、フリースタイルを練習。この日は「個性を出す」をテーマに掲げ、細長い手足を躍動的に展開した。審査委員は選考理由について「目の奥に潜む『やってやるぞ!』って覚悟を感じ、選ばせていただいた」と秘めたる闘志を絶賛した。

 第1回からプレゼンターを務める北川は「回を追うごとにレベルが上がっていて、期待大だと思います」と太鼓判。華やかながらも厳しい世界に飛び込む2人に向け「この業界に入ると、天国と地獄を両方見ることになる。良いことも悪いことも同じ分量あるので、強くたくましく生き抜いてほしいと思います」とエールを送った。

 憧れの人物として岩瀬さんは浜辺美波、山中島さんは北村匠海を挙げた。ともに映画「君の膵臓をたべたい」にダブル主演した俳優。正反対なようで、どこか似ている2人が、山崎賢人や横浜流星、小松菜奈ら偉大な先輩たちと同じ世界へと飛び出していく。

 ◇岩瀬 夕由(いわせ・ゆうゆ)2011年8月12日生まれ。沖縄県出身。身長159・3センチ。趣味は料理、バドミントン、フルーツを食べること。特技はお菓子作りと、中学1年生のときに所属していた吹奏楽部で習ったサックス。

 ◇山中島 世夏(やまなかじま・せな)2011年8月4日生まれ。東京都出身。身長155センチ。趣味・特技はダンス。