玉木雄一郎代表 連立入りしなかったのは「当初の方針通り」「閣内に入ることはもともと関心ない」→ネックになっているのは連合ではなく
国民民主党の玉木雄一郎代表が26日までに更新されたYouTubeチャンネル「文藝春秋PLUS公式チャンネル」に出演し、評論家の宮崎哲弥氏から「高市新政権と国民民主党の今後」というテーマで質問を受けた。 宮崎氏は「高市さんは国民民主党と連立すると思っていた。なぜそうならなかった」のかと尋ねた。 玉木氏は「当初の方針通りなんです」と答えた。続けて「公言していることですが、5人の候補のなかで経済政策でもっとも親和性があったのは高市候補でしたし。何度も話して一緒にやっていきましょうという話はいただきました。われわれにしても現役世代重視であるとか、成長戦略重視というのはわれわれの金看板ですけども、こういうところが重なった。協力するところは協力する。今も思ってます」と高市政権への考えを話した。 宮崎氏は閣外協力するということなのかと問うと、玉木氏は「閣内に入ることはもともと関心なくて」と返答。「閣内であろうが閣外であろうが協力することはする。ただひとつだけ、ネックになっているのは連合でもなくて。われわれ過去2回、自民党と約束してある意味、裏切られているんです。ひとつは岸田内閣でトリガー条項凍結解除で。自公で過半数あったけど批判覚悟で賛成した。結局ダメだったけれども政策本位で対応した」と述べた。 玉木氏は「2回目は去年12月。森山幹事長、(国民の)榛葉幹事長、公明党の西田幹事長。3党の幹事長でガソリンの暫定税率廃止。103万円の壁と178万円の引き上げ。文書を作ってやったのに今にいたるまでできてない。岸田内閣、石破内閣と約束したのに果たされないことを2回経験している」と自民党を信用しにくいことを伝えた。 また、宮崎氏が現状は新しい連立政治を作り出そうとしているのかを尋ねた。玉木氏は「そうです」と応じ、「今回、維新は決断したけどうちは決断してないと言われるんですけど、そもそも入る気はなかったのと、長い目で見たときにいろんなパターンがあるので、われわれはこの政局を長い目で見ているということだけです」との考えを述べた。
