Author: d3001

『ボイスフィッシング詐欺』に注意…取引先金融機関を名乗る自動音声電話から約1億9000万円をだまし取られる被害 新潟

20 November 2025

新潟県内の企業が、取引先金融機関のネットバンキング担当を名乗る男に約1億9000万円をだまし取られる被害がありました。県警は自動音声を利用した『ボイスフィッシング詐欺』として捜査しています。 警察によりますと11月18日、被害にあった会社に取引先金融機関を名乗る自動音声の電話があり、「会社情報を長期間更新していないので取引を停止した」旨が通知されました。 会社の職員が自動音声に従って電話を操作したところ、金融機関のネットバンキング担当者を名乗る男と電話がつながり、「送信するメールのURLにアクセスして、会社情報を入力してほしい」などと指示され、届いたメールのURLからIDやパスワードを入力してログインし、電話で担当者の指示を受けながら会社情報の更新作業などを実施しました。 作業終了後に職員が会社の口座を確認したところ、現金計約1億9000万円が不正に送金されていたことがわかりました。 警察は、同じ日に同様の手口で被害にあった会社を複数確認していて、音声を利用した『ボイスフィッシング詐欺』として捜査を進めるとともに、注意を呼びかけています。

寒河江市で子グマが箱わなにかかり親グマと一緒に緊急銃猟 尾花沢市で70代女性がクマに襲われる 山形

20 November 2025

寒河江市にクマ2頭が出没し、市が緊急銃猟で駆除した。また、尾花沢市で70代の女性がクマに襲われ、顔や右手・足を引っかかれたが命に別条はない。 20日午前6時50分ごろ、寒河江市白岩で「箱わなにクマが1頭かかっている」と猟友会から市に連絡があった。 市が確認したところ、箱わなに体長90センチの子グマがかかっていて、近くに体長140センチの親グマが出没したため、緊急銃猟の実施を判断し、午前9時ごろ、2頭のクマを駆除した。 この地区では、10月29日にクマの痕跡が確認されたため、猟友会が30日に箱わなを設置していた。 山形県内で緊急銃猟が実施されたのはこれで7件目。 (リポート) 「昨夜、女性がクマに襲われた現場です。被害にあった女性は柿の木の下にいたところ、柿の実を食べ終わったと思われるクマが下に下りてきて、襲われたということです」 19日午後5時20分ごろ、尾花沢市北郷で「妻がクマに襲われた」と家族から110番通報があった。 70代の女性はクマに顔と右の手足を引っかかれたほか、足にはかまれた痕もあった。 女性は病院へ運ばれたが意識はあり、全治2週間のけがをしたという。 (家族) 「ガサガサ・パチパチと木を揺する音がして、おばあちゃんも『危ない』と警戒していたが、10分くらいで物音がしなくなったので様子を見て外に出てしまった。顔の目のあたりが引っかかれた状態で、口から鼻まで歯がたてられたかんだような感じで血だらけだった」 警察によると、女性は住宅の隣の畑にいる時に何かが落下した音を聞いて、気が付いた時には体長約1メートルのクマに後ろから襲われていたという。 (家族) 「『落ちた音がしたからクマが下りてきたのかな』と言ってた。まさかクマがいるとは思わなかった」 畑のすぐそばには柿の木があり、クマは柿を食べていたとみられている。 猟友会は、女性がクマに襲われた柿の木の下に箱わなを設置し、警戒を続けている。 県内ではこのほか、新庄市や米沢市・川西町などでクマの目撃情報が寄せられている。