Author: d3001

【ヒグマ速報】“クマを見に来ている人がたくさんいる”…サケが遡上し釣り人が集まる川にクマ出現_写真撮影する危険な状況も<北海道・八雲町>

26 October 2025

 10月26日午前11時50分ごろ、北海道・八雲町でクマの目撃情報がありました。  クマが目撃されたのは八雲町熊石鮎川町の国道229号線「見市橋」付近です。  警察によりますと現場は見市川の河口部で、サケが遡上し釣り人が多く集まる場所だということです。  橋の付近でクマを見ようと人が集まっているのを見た目撃者が「クマを見に来ている人がたくさんいて危険」「写真を撮っている人もいる」と役場に通報しました。  目撃されたのは体長約1.5メートルのクマ1頭で、警察が到着した時点ではクマも見物している人の姿も確認されませんでした。  現場は一般住宅から約150メートル離れた場所で、警察がパトカーによる警戒を続けています。  警察は「クマを見つけた場合、近づいたり写真を撮ったりするのは大変危険」として、現場周辺に近づかないよう呼びかけています。

クマ被害“過去最悪” 「緊急銃猟制度」で『公務員ガバメントハンター』が注目 全国で先駆けの長野・小諸市 メリットは「専門的知識」「ハンター目線」「捕獲までの流れがスムーズに」

26 October 2025

クマ被害への対策です。2025年度、全国で出没が相次ぎ死者は過去最悪の9人にのぼっています。猟友会員の減少や専門的な知識を持つ人材が不足する中、注目されているのが狩猟免許などを持ち野生鳥獣の捕獲や管理を行う自治体の職員「ガバメントハンター」。全国に先駆け活動している小諸市の「ハンター」を取材しました。 ■「ガバメントハンター」が注目 10月17日、小諸市の山林。 小諸市“ガバメントハンター”・桜井優祐さん: 「これが獣道で、下っているのもあるんですが、この辺に(わなが)かけてある」 シカ用のわなの確認をするのは、小諸市農林課の桜井優祐さん(40)です。 市の職員でありながら狩猟免許を持っている桜井さん。野生鳥獣の管理・捕獲も行う「ガバメントハンター」です。 桜井さん: 「(野生鳥獣が)出てきやすい環境がすぐそこにあるので、いかに鳥獣被害をもたらしてしまう個体を管理していくことが重要」 今、「ガバメントハンター」が注目されています。 ■過去最悪 クマによる死者 全国で相次ぐクマの出没。県内でも長野市の善光寺周辺に現れるなど里地での目撃も増えています。 人を襲う被害も。秋田県では散歩をしていた女性が襲われけがをしました。 2025年度、クマによる死者は全国で9人に上り、過去最悪となっています。被害急増の要因は、山の餌が少ない、山と里地の境界線がなくなってきていることなどがあげられています。 さらに、捕獲・駆除を担う猟友会員の減少。対策を行う自治体に専門知識を持つ職員が不足していることも要因の一つで、喫緊の課題となっています。 ■“公務員化”することが重要 10月10日、県議会有志が阿部守一知事に要望したのが「ガバメントハンター」の導入。狩猟免許や専門的な知識を持つ職員を自治体に置くべきだと説明しました。 阿部知事: 「民間の人たちにやっていただいている状況だと、もし万が一のことがあったときに、行政として中途半端な責任の負い方にならざるを得ない。公務員化することが必要だとかねてから思っていた」 “ガバメントハンター”導入を要望・宮沢敏文県議: 「ガバメントハンターは長野県の小諸市が全国で初めて活用した制度で、とても効果を生じまして、意識も高まった。野生鳥獣と共生していくためには個体調整も必要、その問題点を知識を持った人がやらないとまずい」 小諸市はクマ・イノシシ・シカなどによる農業被害を減らそうと全国に先駆けて2011年に専門の大学教授を「ガバメントハンター」に採用して始めました。 冒頭で紹介した桜井さんは、もともと一般職員として採用されましたが、銃猟や罠猟などの免許があったことから、2023年から「ガバメントハンター」になりました。 小諸市“ガバメントハンター”・桜井優祐さん: 「どう対策を取れば、鳥獣被害が減るのか。ただ防ぐだけでは問題解決に至りませんので、有害鳥獣駆除という形で、駆除の方も積極的に進めていかなければいけない」 この日の業務は設置したわなの確認作業。 小諸市“ガバメントハンター”・桜井優祐さん: 「シカ、イノシシ、クマはもちろん、中型のキツネ、タヌキなど中型獣もいます」 この場所は「保護区」となっていて通常の狩猟は禁止されていますが、国との調整で個体数管理のため市がわなを設置しています。 桜井さん: 「山林からすぐ目の前から畑が広がっていたりと、野生動物が出てきやすい場所に農耕地が広がっているというのが特色かもしれない」 ■「専門的知識」「ハンター目線」 ガバメントハンターのメリット(1)「専門的知識」「ハンター目線」 ガバメントハンターが「専門的な知識」と「ハンター目線」でわなの設置などに当たるため野生鳥獣の捕獲数は劇的に増加。ニホンジカは設置前の2010年、年間44頭だったのに対し2016年には311頭と7倍以上に増えました。…