Author: d3001

「どうすれば……」。新人時代の竹野内豊も恐れた平成の“悪女”田中美奈子が明かす『星の金貨』エピソード

26 October 2025

「昨年、あるラジオ番組に出演したとき、のりぞー(酒井法子)と(西村)知美ちゃんの“ほしきん”(星の金貨)メンバーで再会したんです。放送から30年ですが、2人とも驚くほど変わらないので、それほど時間がたっているとは感じられませんでした」 こう語るのは、さんだ。当時は、『キモチいい恋したい!』(フジテレビ系)のようなコメディ路線で売り出していきたいと考えていたという。 「ところが、その後の『もう誰も愛さない』(フジテレビ系)の出演で、すっかり悪女のイメージが定着してしまって。『星の金貨』でも、悪女な部分が求められたんです」 色仕掛けで、竜雷太演じる院長に迫るシーンが多かったという。 「のりぞーも私も猫好きで、撮影現場に猫を連れていくと、猫が嫌いな竜さんが『なんで連れてくるの?』と内心嫌がっていたそうでした(笑)。ところが、あるときから、猫好きに。『今度、子供が生まれたら見に行きたい』と、奥さまと一緒にウチにいらっしゃり、1匹連れてお帰りになったことも。猫を愛でる姿と、強面の院長役とのギャップが素敵でした」 は、まだ連ドラに出始めたばかりの新人だったという。 「ラブシーンがあったのですが、竹野内くんは緊張していたようで『すいません、どうすればいいでしょうか……』と遠慮気味に聞いてきたんです。私のほうが年上で、悪女役が多かったから怖い人だと思われていたんでしょうね(笑)」 続編から登場した沢村一樹もまた新人で、電車で現場まで通っていたという。 「家が近所だったので、帰りは私のマネージャーの車で一緒に帰ることもありました。あるとき、沢村くんがよく通っていたボウリング場に電話をして『永世会病院の矢上先生』と、ドラマの役柄で呼び出したら、本人はスルーでしたが、当時まだ交際中だった奥さまが気づいてくれました」 酒井法子演じる主人公は耳が聞こえないため、劇中はしゃべらず、手話でコミュニケーションをとっていた。 「のりぞーは表情やしぐさで表現しなければならなかったので、すごく難しく大変な役だったと思います。でも、演技にはのりぞーの気持ちが込められていたから、リハの段階で出演者もスタッフも泣いてしまうんです。和気あいあいとした雰囲気というよりも、静かで緊張感に包まれた、特別な現場でした」 『星の金貨』(日本テレビ系、1995年) 北海道で働く耳と口が不自由な倉本 彩(酒井法子)が、結婚の約束をした医師・永井秀一(大沢たかお)を訪ねて上京。そこで出会った秀一の弟・拓巳()と繰り広げる純愛ラブストーリー。彩に起こる不幸すぎる出来事の連続に涙が止まらなかった。 【PROFILE】 たなか・みなこ 1967年生まれ、千葉県出身。1987年にドラマデビュー、ワンレン&ボディコン姿でバブル期には学園祭の女王として大人気に。数多くのドラマ、映画に出演し、バラエティ番組や歌手としても活躍する。

福山雅治は”フジ不適切会合参加”報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

26 October 2025

 の司会者が発表されて約10日が経つ。これに続いて芸能関係者の間で話題になっているのが、デビュー35周年を迎えた“ましゃ”こと(56)の動向だ。  多くのファンが「一年の締めくくりはましゃの歌を聴きながら」と、6年連続の“白組トリ”を期待しているだろうが、今年8月に女性セブンが報じた「フジテレビの不適切会合に参加していた有力番組出演者はだった!」の影響をNHKがどうとらえるかに注目が集まっている。  同誌の記事の中には、“福山が女性アナウンサーを前に、下ネタ的な性的内容の話題を数多く口にして不快な思いをさせた”ともある。福山のクリーンなイメージに魅力を感じていた一部ファンに与えたダメージは計り知れないものがあったと推察される。  また「福山のトークは普段から、下ネタも冗談半分として受けてはいたが、こんな破廉恥な現実が明るみに出てしまっては、さすがに紅白は厳しいだろう」とか「コンプライアンス違反が声高に叫ばれる現状で、公共放送がさすがに無視できるはずがないだろう」と指摘する芸能関係者もいた。  しかし、ファンは心配ご無用。筆者が例年11月半ばに行われる出場者発表を間近に取材を進めると、どうやら“6年連続白組トリ”が現実のものになりそうだという情報をキャッチした。 「NHKは“おとがめなし!”と判断したようです。福山が不適切会合で何をしたかではなく、所属事務所の謝罪対応の早さや、危機管理能力の高さも評価しているようです。『どうやってお詫びすればいいのか……悩み、考え続けておりました』と本人がインタビューに真摯に答えたことで、世間の反応が想像した以上に鈍感で引きずらなかったこともあるでしょうね」(芸能プロダクション関係者) ■ラジオ放送開始から100年、福山デビュー35周年のメモリアルイヤー  また、女性セブンの記事が不問同然にされた背景には、別の事情もあるという。 「戦後80年、昭和100年、ラジオ放送開始から100年という節目の今年、長崎出身で被爆2世を公表している福山はNHKにとって欠かすことのできないアーティストでしょう。今年8月、紅白のリハーサルと言われた『MUSIC GIFT 2025~あなたに贈ろう希望の歌~』で『クスノキ』を歌う福山には、オンエア直後から感動の声が数多く局に寄せられたと聞いています。爆風に耐え、強い生命力で現存する長崎市・山王神社の“被爆クスノキ”をモデルにした同曲は“あの感動を再び”と、早くも今年のトリにふさわしい楽曲と内定されているとも噂されています」(音楽関係者)  日本の歴史とともに、今年の福山には“35周年”というプロモーションテーマもある。6月には「クスノキ-500年の風に吹かれて」を皮切りに3曲のデジタルシングルを発表し、アニバーサリー・ドームライブツアーも完走、役者としても9月に「ブラック・ショーマン」(東宝)、12月24日には「映画ラストマン-FIRST LOVE-」(松竹)も公開になり、年末には今年も恒例のライブ「冬の大感謝祭」も控えている。 「このハードスケジュールには、全てデビューから35周年という節目を、大団円で終わらせたいという所属事務所の総意を感じます。そしてその締めくくりとなる紅白を、外すわけにはいかないでしょう。“確かに不適切な部分もあったけれど、本人も逃げも隠れもせず真摯に謝意を示し、十分反省もしている。だから、大事な年の締めくくりに必要な紅白のトリは何がなんでもやらせてあげたい”というのが、現場を預かるスタッフたちの本音ではないでしょうか」(芸能界関係者)  今年は、来年の春ごろのライブを最後に活動終了する「嵐」が、出場するとしたら最後の紅白となる。はたして福山は“白組トリ”の名誉を手にするのか。 (芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)