Author: d3001

「出かけるときは帽子が必須に」『8番出口』おじさん役の河内大和が明かすブレイク後の“劇的な変化”

26 October 2025

「監督から『“おじさん”は映画のアイコンになるから、覚悟して』と言われていて。少しワクワクはしていたものの、まさかここまで反響があるとは思わなかったです」 こう驚きを語るのは、俳優の河内大和さん(46)。公開から約1カ月で興行収入45億円を突破した大ヒット映画『8番出口』で「歩く男」、通称“おじさん”役を演じている。この「歩く男」は、原作を象徴するキャラでありながら、芝居の内容は「繰り返し、規則正しく地下道を歩く」だけ! 「あの歩き方は、自分の体をどうプログラミングするかを、考えて。まるでたい焼き型のように、通路に無数のおじさん型があって、それに自分をはめていくイメージで演じました」(河内さん、以下同) そもそも『8番出口』は、ゲームクリエーターKOTAKE CREATE氏が制作したゲームが原作。地下通路を舞台に、プレーヤーは“異変”を探しながら8番出口を目指すというストーリー。独特のスリルと緊張感で世界的大ヒットとなったこのゲームを、二宮和也主演でしたのが映画『8番出口』(配給:東宝)だ。 おじさんの演技は極限まで考え抜いたものだったといい、「CGかと思った」「本当にゲームの“おじさん”」と、称賛の声は後を絶たない。このおじさん、いったい何者なのか――。 河内さんは1978年、山口県岩国市生まれ。幼いころの記憶には、測量士として実直に生きる父の背中があった。 「ずっと書斎にこもって資格取得の勉強をしていた父の姿が目に浮かびます。これが原風景なのか、僕もつねに『学ばないと』という刷り込みがあるようです」 役者としてのスタート地点は、新潟大学の演劇研究部。 「雪国への憧れで選んだ新潟で、シェイクスピアに魅了されました。山口は雪が降らないんで、雪が積もりすぎて、家の2階から出入りする……みたいなことに憧れていて(笑)。大学卒業後も14年新潟で演劇に没頭して、演劇人たちとつながって。2011年に上京しました」 その後2013年にシェイクスピア劇団「G.GARAGE///」を旗揚げし、今に至るまで出演だけでなく、脚本・演出も手がける。2021年、野田秀樹氏の舞台公演『THE BEE』に抜擢されたことが転機となり、日曜劇場『VIVANT』(’23年、TBS系)でドラマ初出演を果たす。 これまでの芝居は舞台が中心だったが、ドラマ・映画への出演で全国的な露出が増えた。いちばんうれしいのは「家族が喜んでくれていること」と破顔する河内さん。 「地元の両親からも『観たよ』ってメールが来てうれしかった。なんといってもいちばん喜んでくれているのは妻! 妻がいなければ、ここまで来られませんでしたから」 同じ劇団員でもある妻の真以美さんからは、お芝居のアドバイスも頻繁にもらっているそう。「家庭内の主導権はもちろん妻。妻の言うことは、いつもいい方向に運んでくれるんで(笑)」と、話す。 プライベートでは、6歳の息子と昆虫採取や釣りに行くことも。 「息子と過ごせる総時間って、想像以上に短いものでしょう。子どもが生まれてからは、芝居のアプローチさえも変わったし、子連れの人が気になったり、人に対して優しくなりましたね」 ■頭を見せるとたちまち人が集まってきて… 息子も、パパの活躍は本当にうれしかったようで……。 「『8番出口のおじさんだ!』と気づかれることが多くなって。帽子をしてないとわらわら寄ってきて、逆にかぶると本当に気づかれない(笑)。だから出かけるときは帽子が必須なんですが、この間息子とショッピングモールを歩いていたら、突然僕の帽子をパッと取って『8番出口のこうちやまと、こうちやまと!』って叫ぶんです(笑)。恥ずかしかったけれど、息子なりに僕の仕事を認識してくれているみたいです。うれしいですね」 そして2度目の共演となった二宮の演技についても語る。 「昔、新潟で新聞配達をしていたころ、つらく葛藤の日々のなかで嵐の曲に励まされていて……。その二宮さんといま共演って不思議なんです。舞台挨拶で『塩こしょうだけで勝負するぐらいの作業』と言っていましたが、あの味付けで、飽きずに見せるっていう微妙な加減は、二宮さんにしかできない。しかも自然にやってのける。計算か計算じゃないかわからない、ある意味シームレスで、すごかった」 遅咲きの俳優は舞台を中心に活躍してきた実力派が多いが、河内さんは、どう受け止めているのか。 「導かれたような流れだなって。僕自身は遠回りしているようで近道をしているのだと思っています」 河内さんの強みは、次につながる出会いにいつも恵まれたこと。 「若いころに先輩からいただいた『自分なりの美学と哲学を持たないといい俳優にはなれない』という言葉はずっと胸に残っています。あの“おじさん”の演技も、相当無理をしています。同じことをやり続けるっていちばん大切だと思うんです。真摯に続けた先に、おじさんならおじさんの“型”ができあがる。それが職人技になって、誰にもまねできない、それぞれの人生や芝居の型ができるもの。それがやっぱり美しいんじゃないかと思うのです」 今後について聞くと……。 「いつか信長を演じてみたいですね。舞台や、大河ドラマでも。まさに“信長の野望”です」 さまざまな俳優が演じてきた役だけに、どう演じられるのか、楽しみだ。今後もますます、「河内大和」から目が離せない。

Snow Man向井康二、番組での「翻訳にお金かかる」タイ語への“イジリ”にファンから「悲しいよ」非難殺到

26 October 2025

 10月24日放送の『それにて下さい』(系)で、向井康二が特技のタイ語についてイジられる場面があり、物議を醸している。芸能記者が語る。 「この日はが『スノスケ』に扮して、過酷な試練に挑む企画『スノスケVSワルスケ』がおこなわれました。ここで、ゲーム敗北後のお仕置き企画として、突然、3人の町娘役の女性たちが登場し、彼女たちから暴露されたのが、向井のタイ語に関する指摘でした」  収録やロケの際に、よくタイ語で話す向井。だが町娘はタレコミとして、「誰も何を言っているか分からないから、毎回、プロデューサーが会社にを依頼している」というエピソードを語った。これに対して向井は「それが仕事でしょ」と返していたのだが、この後の言葉が波紋を呼んだ。 「別の町娘から、『ただでさえ予算ないんだから、金のかかるバラエティなんかすんなって話』という発言が飛び出すと、向井さんの表情は一気に凍りつき、泣きそうになっていました。また、ゲーム敗北時に必死に弁明していた向井さんを見て、ゲストの井川遥さんは『この日いちばんダサかったのは誰だと思いますか?』と聞かれ『負けを認めない“あやつ”』と向井さんを指名しました。すると本人は『自分だってわかってる!』とタイ語で返していました」  そこに、ハリセンボンのが「また、お金かかるから!」とツッコミを入れ、南海のも「やめてよ~」と追撃。それでも向井は何とか笑いに変えようと必死に対応していた。  この一連のやり取りにX上では、 《康二のタイ語をそんなふうにいじるの悲しいよ》 《今回の町娘のタレコミ、正直不快でしかありませんでした》 《タイの人達にも本当に失礼》  と、批判が殺到している。 「向井さんはお母さんがタイ人で、この夏には、日本人として初めてタイのドラマ『Dating Game~口説いてもいいですか、ボス!?~』に主演し、全編、タイ語での演技に挑戦しています。この作品は『日タイ友好名誉賞』を在タイ日本大使館から授与されています。  最近では、タイの監督がメガホンを取った日タイ共同制作作品『( SONG)』で映画単独初主演を果たしました。日本はもちろん、タイでも公開予定です」(芸能プロ関係者)  日本とタイの架け橋として、向井が活動を深めている最中に起きたできごと。彼が傷ついたのはやはり「予算がないなか、タイ語のはお金がかかる」という指摘だろう。 「番組でタイ語を使うと、余計なコストがかかるといわれているようなもので、これが日ごろ顔を合わせている番組スタッフの真意だとしたら、向井さんもがっかりかと思うファンが多かったのかもしれません」(同前)  せめて、一緒に言葉を勉強しようという姿勢を見せてほしいものだ。