Author: d3001

芳根京子が激白 主演「べっぴんさん」撮影中断の理由 共演者が証言「人が壊れるところを初めて見た」

28 October 2025

 女優の(28)が27日放送の日本テレビ系「しゃべくり007」(月曜後9・00)に出演。ヒロインを務めた「べっぴんさん」の撮影秘話を明かした。  芳根は「5月に撮影開始、7月に体調を壊す、8月にマネージャーとケンカ、9月に心が折れるというジンクスがある」と10月スタートの後期朝ドラヒロインの撮影ジンクスを紹介。自身については「乗り越えたんですよ」としながらも「逆に全部の撮影を終える1カ月前ぐらいに心が折れました」と告白した。  撮影期間中に成人式を迎えた芳根。友人らと式に出席し撮影に戻った際、涙が止まらなくなってしまったと当時を振り「朝から晩まで毎日撮影。スタジオセットの中で、外の空気を吸うこともなく凄く減るので。暗い所から暗くなった時間に出ていく」と心が折れてしまった過酷な撮影期間を振り返った。  番組では、同作で共演した百田夏菜子の証言も。「当時、人が壊れるところを初めて見たかも。ただ、それを隠すくらい常にどっしりしていた。撮影の順番もバラバラで泣いたり笑ったりの演技を繰り返していたキョンちゃん(芳根)は自分を削りまくっていた。共演者のみんなもジンクスは聞いていたので、撮影が止まっても当たり前のことだからと、誰も何も言わずに“しっかり時間を作って待とう”となってた」とMCのくりぃむしちゅー上田が読み上げた。

「時代に挑んだ男」加納典明(55)妄想モノばっかり、日本文化の代表である漫画がそんなのでいいのかな

28 October 2025

インド、アフガニスタン、イラン…世界中を撮って回った©TENMEI KANOH 【写真】「時代に挑んだ男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」 作家・増田俊也氏による新連載スタート。各界レジェンドの生涯を聞きながら一代記を紡ぐ口述クロニクル。第1弾は写真家の加納典明氏です。 ◇ ◇ ◇ 増田「小説を読む人が減ったのはやっぱりスマホの影響が大きいでしょうね。ほんの15年前は電車や地下鉄のなかでみんな文庫本か新聞を開いていましたが、今はスマホ」 加納「たしかに本読んでる人も新聞読んでる人も見なくなったな。外歩いてても昔は公園のベンチで新聞読んでる人がいたけど今はいない」 増田「でも漫画市場はすごい勢いですよ。スマホの画面に漫画のコマというのが合っているのかもしれない」 加納「俺は小説は読むけど漫画はあんまり読まないんだよな。アニメもほとんど見ないし。どんな漫画が売れてるの?」 増田「昔だったら手塚治虫先生でも井上雄彦先生でも、みんな人間を描いていたわけです。でも、今の若い世代って、リアルな肉体を知らないから、描くものが全部《転生もの》なんですよ」 加納「生まれ変わりとか、異世界転生とかかい?」 増田「そうです。例えば、このドアを出たら別世界で、自分はモテない人だったけど、その別世界では日本唯一のモテ男になっている、みたいな話。全部そんな感じです」 加納「妄想じゃないか、そんなの(笑)」 増田「そう。『魔界転生』とか『戦国自衛隊』*とか転生ものとかタイムスリップの傑作は昔からありましたけど、一部ですよね。でも今は転生ものだらけになってしまった。しかも展開がめちゃくちゃ速いんです。2ページ目で転生しちゃう(笑)」 ※戦国自衛隊:半村良の原作で映画化され大ヒットしたSF。演習中の陸上自衛隊の30人ほどが戦国時代にタイムスリップし、戦車などの近代兵器で当時の武将たちと戦うという奇想天外なストーリー。戦いながらも隊員たちはなんとかして現代へ戻ろうとする。 活字文化、音楽文化、写真にも影響が出る 加納「みんなが2ページで転生して描いていけば、ペラペラの2次元の紙の上だけの話になるでしょう。日本文化で世界的になったもののひとつである漫画がそんなのでいいのかな。読む側はそれで満足してるのかね。描いてる人もつまらないんじゃないか」 増田「今の若い人たちは現実世界をあまり知らないから、リアルな物語を描けないんですよ」 加納「そういえば最近、音楽も変わってきた気がするな。イントロがなくなってきてるような気がする」 増田「若者たちがイントロをスキップして聞くから、意味がなくなって、どんどん短くなってるんです。そのうち、サビしかない曲ばかりになりそうです(笑)」 加納「それはありえる。大丈夫かね、ほんと」 増田「10年、20年後には、とんでもない社会になっているかもしれません」 加納「そのうち、人と人がリアルに付き合わなくなるかもしれないね。ネットだけの繋がりになって」 増田「2010年くらいまでは、歌の9割9分が恋愛の歌だったような気がしませんか」 加納「今はそれがダメなのかい?」 増田「ダメというか、リアルな恋愛を知らない世代の歌手が出てきてるんじゃないですか。iPhoneが初めて出たのが2007年だから、それくらいから文化が破壊されてきてますね」 加納「活字文化も音楽文化も。写真にも影響が出そうだな」 増田「もちろん便利になったりいろいろ良いこともたくさんあります。でもスマホひとつあるだけで、空いた時間が消えてしまって文化が破壊されちゃった。とくに書籍と音楽がひどい。もちろん印刷された写真集や雑誌もそうです」 加納「俺はだから自分で自分の思索時間を作ってる」 増田「先日おっしゃってた一種の禅のような時間ですね」 加納「そう。寝る前の1時間から1時間半を瞑想に充てている」…