《市営住宅で0歳児らを7時間置き去り》「『お前のせいだろ!』と男の人の怒号が…」“首タトゥー男”北島遥生容疑者と妻・エリカ容疑者が住んでいた“恐怖の部屋”、住民が通報

05 November 2025

保護者責任遺棄の疑いで北島遥生容疑者(23)と内縁の妻・エリカ容疑者(22)ら夫妻が逮捕された(Instagramより) 写真一覧 愛知県警は10月29日、保護者責任遺棄の疑いで北島遥生容疑者(23)と内縁の妻・エリカ容疑者(22)ら夫妻を逮捕した。 事件の発覚はことし7月9日の未明。名古屋市南区内にあるエリカ容疑者の自宅近隣から「夫婦げんかしている」と110番通報があり職員が駆けつけたところ、体調が優れない様子の0歳児を見つけ、その後子どもは病院に搬送された。 地方紙記者が解説する。 「容疑者には当時生後3か月の乳幼児と、1歳児の娘がいた。ふたりは7月8日午後4時50分ごろからおよそ7時間にわたって、子どもを置き去りにしたまま一緒に買い物や飲食店に出かけ、さらに飲酒もしていたということです。両者は内縁関係ですが、いずれの子も実子とみられます」 県警によれば、ふたりの認否は明らかにされていないが、暴力が疑われる様子も見受けられたという。 「捜査関係者によれば、通報を受けて警官がエリカ容疑者の自宅を訪れた際、次女の顔にはアザがあり、頭部を骨折する大ケガを負っていた。事実関係はまだ不明ですが、これについて両容疑者は『床に落としてしまった』と供述しているようです。子どもはその後保護され、命に別状はありませんでしたが、県警は日常的なネグレクト(虐待)がなかったかどうかを含め引き続き捜査を進めている」(同前) 通報があったのは、JR名古屋駅から南に車で20分ほどの場所にある、閑静な住宅街にある総戸数662軒の市営住宅だ。エリカ容疑者はこの場所で育ち、母親と同居していた。夫の遥生容疑者は別居していたとみられるが、たびたびこの場所を訪れていたようだ。 部屋の近隣に住む40代女性が語る。 容疑者には当時生後3か月の乳幼児と、1歳児の娘がいた(Instagramより) 写真一覧 「お母さんのいる実家に入り浸り……」 「旦那さんは、去年からよく見かけるようになりました。背がすごく高くて、首にギザギザ模様みたいなタトゥーを入れていたので、とても目立っていて。見ない顔なので、よその人ということはみんなわかっていましたが、見た目が怖くて避ける人も多かった。ほとんど毎週のように見かけたから、入り浸りだったんじゃないでしょうか。エリカさんは子どもの時からあそこでお母さんと暮らしていたので、実家なんだと思います」 エリカ容疑者の家の様子は、以前から気掛かりだったという。 「あの家に小さい子がいるのは知っていました。たまに、赤ちゃんの泣き声が部屋から聞こえていましたから。(通報があった)7月上旬、夜中に絶叫するような子どもの泣き声と、男の人の『お前のせいだろ!』みたいな怒号が聞こえたのを覚えています。もしかしたら、あのときに手を出していたのでしょうか……」 エリカ容疑者の母親は、若い夫婦の子育てを手伝っていたようだ。しかし、実の親が同居していた状況でなぜ、子どもが置き去りにされてしまったのか。 「エリカさんのお母さんは、旦那さんと一緒だと家に居づらかったのか、それとも子育てしている2人に気を遣ったのかわかりませんが、旦那さんが来ると1人でどこかへ行って、帰ってこないこともあったみたい。面倒を見ていたこともあったとは思いますが、通報があった日は部屋に大人は誰もいなかったんじゃないかな……。生まれて3か月くらいの子って、3時間おきにお乳やミルクをあげないといけないはずなのに、7時間も放置するなんて信じられない」(同前) 通報から逮捕に至るまではおよそ4か月。警察沙汰がきっかけになったのか、遥生容疑者は最近になってこの市営住宅から3キロほどの別の場所に賃貸物件を借りたようだ。 物件の持ち主によれば「9月に男性名義で部屋を借りたばかりで、特にトラブルも聞いていない。フリーレントなので資金繰りには困っていたかもしれない」と語っている。 「県警には過去に、容疑者らの口論などに関する相談が2回寄せられていたそうです。家庭環境が慢性的に不安定だった可能性は否めない」(前出・地方紙記者) 親子4人で新たな暮らしを始めようとしていたのか、それとも背景に夫婦関係の悪化があったのか──。捜査の進展が待たれる。 「NEWSポストセブン」では、情報・タレコミを募集しています。情報提供フォームまたは、下記の「公式X」のDMまで情報をお寄せください。 ・情報提供フォーム:https://www.news-postseven.com/information XのDMは@news_postsevenまでお送りください! すべての画像を見る

和田アキ子勇退の裏に迫る…「アッコにおまかせ!」が40年も受け入れられたワケを識者が分析

05 November 2025

「40周年を迎えることを目標にしておりましたが、迎えることができてこれが一番良いタイミングだなと思って」と、11月2日に「アッコにおまかせ」(TBS系)が3月末で終了することを発表した和田アキ子(75)。番組ラストの発表に対しては驚きの声が上がるなど、波紋は広がるばかりである。  40年の長きにわたって活躍していた和田だが、近年は2018年に眼瞼下垂、2023年に膝関節、2024年に股関節、2025年7月に網膜色素上皮裂孔治療のためと手術が続き、満身創痍。体調不安が続く中、局の決断は「遅すぎる」という声もあった。「コロナ禍で長寿番組は現状維持が最適解になってしまい、どんどん先延ばしになっていた」(テレビ関係者)という背景もある。  今回、番組終盤に和田自身が番組終了を生発表したことは珍しいこと。同志社女子大学(メディア論)の影山貴彦氏がこう言う。 「テレビ局の定例会見で社長が発表するのが一般的。番組の立ち上げや継続に決定権のある編成局も、番組の功労者は和田さんで、彼女の発言なくしては番組が成り立たないことを考慮し、一番最初に視聴者に伝えるのは和田さんでなければ、と託したのでは」  同番組は「芸能界のご意見番」の定例コメントの場となり、近年はネット上でしばしば炎上することも。 「タモリさんが音楽の造詣の深さを背景に『ミュージックステーション』のMCをされているのと同様に、和田さんの歌手としての実績と人生のキャリアをもって“誠実であろうとする姿”で成り立っているのが『アッコにおまかせ』だと思います。そこに時代の差こそあれ受け入れられてきたのは、ご本人の頭で考えて、忖度せずに放つ言葉の強さでしょう。私もMBS時代にラジオ番組で、あるマイナーなミュージシャンの相談で『こんなに頑張ってるんだけど売れない、どうしたら?』と聞かれ、ゲストの和田さんが『頑張ってる、は自分で言うもんやないよ……』と真摯に答えていた姿に代わりのいない凄さを感じた記憶があります。長寿番組のあとはどんな新番組でも苦戦する。ましてやこれだけ積み上げられた人柄で持っているだけに苦戦を強いられるのは確実です。どの業界も即戦力を求められますが、今のテレビ界こそMCやタレントを育てなければいけない段階にある。次の花が咲くまで辛抱強く続けることが必要です」(前出の影山氏)  業界内では和田の活躍で昇進してきたテレビ局、所属事務所のスタッフたちも今回の勇退で窓際に追いやられる可能性があるという話もあるが、その反面、新陳代謝のきっかけにもなるという。 「これからは1回1回を大切にお届けしていきたい」と語る和田。あと半年、本人のコメントに注目だ。   ◇  ◇  ◇  和田アキ子という超大物でも意外や意外、ギャラは給料制なのだという。関連記事【もっと読む】和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝…では、その実態に迫っている。