85歳女性が殺され通帳など奪われた事件「少し違うところが…」初公判で被告の男は殺害認めた一方、起訴内容を一部否認 弁護人「強盗殺人にはあたらない」

05 November 2025

長野県伊那市で85歳の女性を殺害して通帳などを奪ったとして強盗殺人の罪などに問われた男の初公判が5日、長野地方裁判所で開かれました。被告側は殺害自体は認める一方、強盗殺人は成立しないと主張しました。 強盗殺人の罪などに問われているのは伊那市の無職・橋爪亮太被告(30)です。 起訴状などによりますと、橋爪被告は2022年12月1日の深夜から翌未明の間に、伊那市の原貴努代さん(当時85)の首を何らかの方法で絞めて殺害し、通帳や印鑑などを奪ったとされています。 奪った通帳で350万円を引き出そうとした詐欺未遂の罪などにも問われています。 長野地方裁判所で開かれた裁判員裁判の初公判で、橋爪被告は「女性を殺害したことは認めます」とした一方、「ただ少し違う所があります」と述べました。 弁護人は、物色中に女性に見つかったことによる事後強盗の衝動的な犯行で、「検察側の主張するような、金品を奪うために殺害した強盗殺人にはあたらない」と主張しました。 争点は殺意が発生した時期や経緯などから強盗殺人罪が成立するかになります。判決は12月19日の予定です。

ハンマー男が暴れ女性の頭殴り現行犯逮捕…元従業員の男が会社内で犯行か?サバイバルナイフも押収 東京・大田区

05 November 2025

東京・大田区にある会社の事務所で元従業員とみられる男がハンマーを持って暴れ従業員の女性にけがをさせた疑いで現行犯で逮捕されました。 5日午後0時半ごろ、大田区仲池上の会社で「元従業員が会社内で暴れている」と110番通報がありました。 警視庁によりますと、男が事務所内でハンマーを持って暴れ、従業員で50代の女性の頭を殴ったとみられています。 女性は頭から血を流して病院に運ばれましたが、会話が出来る状態で命に別条はないということです。 男は住所・職業不詳の高須神貴(たかす・こうき 32)容疑者で駆けつけた警察官に傷害の疑いで現行犯逮捕され、持っていたハンマーのほか、刃渡り20センチのサバイバルナイフが押収されました。 女性は、「男は元従業員だ」と話しているということで、警視庁が詳しい事情を聞いています。