
韓国のガールズグループ・NewJeansのプロデューサーとして知られる、芸能プロダクション・ADOR(アドア)前代表のミン・ヒジン氏(46)が、同社の母体企業であるHYBEの現職・元職員を対象に、自身のメールを無断閲覧したとして告訴した件について、警察は「嫌疑なし」と判断したと7日、現地メディアのKBSなどが報じた。
記事によるとこの日、ソウル龍山(ヨンサン)警察署は10月4日、情報通信網法違反の疑いで告訴された元HYBE代表のパク・ジウォン氏と、HYBE最高コミュニケーション責任者(CCO)のパク・テヒ氏を不起訴処分としたことを明らかにしたという。
これに先立ちミン前代表は、自身がHYBEに返却したノートパソコンとメールを、HYBE側が任意にコンピュータフォレンジック(記録されているデータを収集・分析し、法的な証拠を明らかにする技術のこと)し、確保したメッセンジャーの会話内容を報道機関に漏えいしたとして、2人を告訴していた。
しかし警察は、2人が正当な権限を越えて、ミン前代表の業務用メールを閲覧したとは認めがたいと判断したことを伝えた。また、メッセンジャーの会話内容を適法に確保した以上、その内容を報道機関に提供したか否かに関わらず、犯罪容疑は認められないと結論付けたとした。