
11月7日夕方に鳥取県南部町の養豚場で起きた大規模火災で、依然として従業員の男性2人の行方が分からない中、警察は焼け跡から見つかった1人の遺体の身元を調べています。
この火事は、7日午後5時半ごろ、南部町の養豚場「ファロスファーム西伯農場」で発生しました。
激しい炎と煙で消火は難航し、発生から15時間以上経った8日午前9時前にようやく消し止められました。
この火事で、豚の飼育施設と見られる建物6棟あわせて1万500平方メートルが全焼した模様です。
櫃田優果記者:
一夜明けた現在も現場周辺は、焼け焦げた匂いが充満していて、養豚場の建物から煙が上がっているのが見えます。
警察によると、当時養豚場では11人が働いていて、このうち59歳と53歳の男性2人の行方が分からなくなっています。
その後、焼け跡から1人の遺体が見つかり、身元の確認を進めています。
このほか煙を吸ったとして女性1人が軽傷を負いました。
残る8人は、避難してけがはないということです。
ファロスファームのホームーページによると、西伯農場では豚の繁殖が行われていて、少なくとも母豚が約3000頭飼育されているということです。
警察と消防で出火原因や詳しい被害状況を調べています。