
全国各地の至高の逸品をご紹介します
みなさん、ごきげんよう。天気予報の予想最高気温を見ただけで、ついコンビニへアイスを買いに行ってしまう石塚英彦です。
さて今回は、テンションが上がるお気に入りスイーツをご紹介させていただきます。お中元やお歳暮、差し入れなどで「これをくださる人には一生ついていこう」と思えるような代物ばかりです。
まずは北海道から二つ。一つ目は『六花亭』の「マルセイバターサンド」です。北海道産のバターとホワイトチョコレートを合わせたクリームに、存在感のあるレーズンがギッシリ。それを、少ししっとりとしたクッキーが挟みます。我が家では冷蔵庫で冷やしていただいています。一口で幸福が訪れ、仕事前に食べるといい仕事が出来ます。
次に『サンタクリーム』の「ご馳走プリン カスタード」もおすすめです。江別市内にあるお店は一年中クリスマスムード。プリンの種類は、小学校一クラスの人数分くらいあります。容器の底が深いので、長いスプーンでたぐり寄せて″飲み″ます。卵と牛乳、生クリームのバランスが良く、カラメルソースの美味しさは天才的です。
続いては秋田県の「みそたんぽ」です。ご飯をすり潰した「たんぽ」を串に刺し、味噌をつけて焼いたものです。こちらはロケ中に道の駅でいただいたのですが、今まで道の駅やサービスエリアでいただいた串ものの概念を覆しました。小腹を満たすどころではなく、「串に刺さった食事」と言えるボリュームなのです。米の状態は硬すぎず柔らかすぎず、甘めの味噌は疲れを癒やしてくれます。
岩手県は『さいとう製菓』の「かもめの玉子」がおすすめです。私は本物のカモメの卵を見る前に、お菓子の「かもめの玉子」を知ってしまいました。黄身部分の餡をカステラ生地で包み、ホワイトチョコレートでコーティングしています。小ぶりなので、私は映画『ロッキー』のシルヴェスター・スタローンのように一気に5個は食べます。かわいくてまいうーです。
贈り物にも最適
岩手のお隣、宮城県から挙げるのは「ずんだ餅」です。香りのよい「ずんだ」を少し甘く仕上げ、つるつるの餅にからめた最高の創造物です。仙台が本場ですが、東京の羽田空港でもいただけます。
スイーツではありませんが、福井県の「焼き鯖」も紹介させてください。川沿いのキャンプ場でよく見る「アユの塩焼き」や「ニジマスの塩焼き」の2倍大きく3倍重い。脂のノリは5倍です。デート中に「焼き鯖」を手にしているカップルがいたら微笑ましいと思いませんか。急に脂を補給したくなった際はぜひ。
静岡県藤枝市にある『フォンテーヌ府中屋』には、「サッカーエース最中」があります。小豆、紅芋、抹茶の3種類の餡を、サッカーボールを模した皮で包んだ最中です。ちょうどいい甘さで、1回に5ゴールは決めたくなります。
福岡県北九州市の『シロヤ』が手掛ける「サニーパン」は、丸いソフトフランスパンにこの世で一番人を幸せにする液体「練乳」を閉じ込めた作品で、こちらもおすすめです。
最後に私の出身地、神奈川県から『ありあけ』の「ハーバー ダブルマロン」をご紹介いたします。刻んだ栗を自家製ハーバー餡に閉じ込め、船の形をしたカステラ生地で包んだ横浜を感じるスイーツです。種類が豊富でパッケージもかわいいので、贈り物に最適です。みなさんも、「ハーバー ダブルマロン」をお口に入港させてみてください。

『FRIDAY』2025年11月14・21日合併号より