
13日未明、富山県入善町の県道で82歳の男性が軽乗用車にはねられ、死亡しました。
事故はまたもドライバーから見て歩行者が右から左に横断中に起きました。
13日午前1時半ごろ、入善町上野の県道で、近くに住む無職の若嶋敏光さん(82)が軽乗用車にはねられました。
若嶋さんは病院に搬送されましたが、出血性ショックで死亡しました。
現場は片側一車線で両側に歩道があり、見通しの良い直線道路でした。
若嶋さんは車側からみて右から左に道路を横断中にはねられたとみられ、警察は軽乗用車を運転していた女性会社員から話を聞くなどして事故の詳しい状況や原因を調べています。
県警によりますと、こうした夜間に高齢歩行者が犠牲となる交通事故が増えているといいます。
今年県内で起きた交通事故で死亡した22人のうち高齢者は18人と8割を占めています。
また、死亡した22人のうち8人が道路横断中で、さらにそのうち7人が車から見て右から左に横断中だったということです。
県警はドライバーに対して、夜間の運転時は車の速度を落としてハイビームを活用するよう呼びかけるほか、歩行者にも反射材などを身に着け早めに自分の存在を知らせることで交通事故に遭わないようにしてほしいとしています。