ナダル タクシー乗車中に「降りろ!おい!降りろ!」怒号に呆然「子どもが見たらどう思いますか?」芸風での苦労「十字架じゃないですけど」

main-image

 日本テレビ系「大悟の芸人領収書」が17日、放送され、千鳥・大悟がMCを務めた。

 同番組は、出演者が私生活の領収書やレシートをエピソードトークとともに披露。大悟が金額に見合う面白さだと承認すれば、全額がキャッシュバックされる。

 この日は「キングオブコント2015」王者のコロコロチキチキペッパーズ・ナダルが登場。6歳の愛娘のために購入したアイテム8393円をプレゼンした。

 ナダルは「これは僕の子どもが辛い思いをしないために、僕が変装するための帽子。僕の娘として産まれた瞬間、ちょっとツラいんです…」と訴えた。

 ナダルは強烈なキャラクターで人気を集めてきたが、その印象のために愛娘が傷つくことはしたくないと熱弁。「僕の情報はシャットアウト。テレビ見せない。(芸風やキャラクターは)そりゃ家族を支えるためにやってきたことではありますけど…」と話した。

 大悟は「お前の場合、嫌われるっていうのも仕事のうちやもんね…」と納得。ナダルは「結構、攻めた感じで劇場もやるんですけど。でかい十字架じゃないですけど。業を背負ってるなって思ってる分はちょっとあって。この前、タクシー乗ってるだけですよ?何か一般の人が『ナダルや!降りろ!おい!降りろ!降りろ!』降りるか!なんで降りなあかんねん!」と苦労を述懐して笑わせた。

 さらにナダルは「NGK(大阪・なんばグランド花月)ですわ…。NGK(の出番)で『どうもー!コロコロチキチキペッパーズです!お願いします。いや、たくさん入ってもらいまして…』って言った瞬間に、お客さんが『ナダル殺す!』って。殺すやなくて…。勝手にしゃべったらあかん!って」と振り返った。

 ナダルは「ただ、もう、ホンマにやっぱり…。もう、娘がそれを見たらどう思いますか?っていうことで。(娘が)僕と歩いてるとき、この状況だけは絶対にしたくないんです。何があっても。そんなこと(娘が)味わう必要もないし。僕の娘として生まれてきただけの…。普通に考えて、そんなことありえないんだから。道端で会った瞬間に『殺す!』とか。そんなお父さん見たことないでしょう?それを守るための(変装用の)ただのバケットハット!」と熱く訴えて爆笑させた。

 大悟は「確かに、なんも間違ってない…。差し戻しの理由がないもんね」とナダルの領収書を承認。静かに話を聞いていた土田晃之も「これが差し戻しだったら俺が買ってるもの」と同じパパ芸人としての苦労に共感して笑わせていた。