豊かな自然が一面ゴミに…数百トンの廃棄物が緑を埋め尽くした“山” 組織犯罪グループが不法投棄か イギリス

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豊かな自然が一面ゴミに覆われるという衝撃的な事件が、イギリス南部オクスフォードシャーで発生しました。数百トンもの廃棄物が不法投棄され、緑豊かな景観が一変。地元メディアによれば、ゴミの山は長さ60メートル、幅15メートル、高さ12メートルに達し、周囲の環境に深刻な影響を及ぼしています。

この不法投棄は、今年6月から始まり、9月末にはその規模が拡大。近くの川はロンドンを流れる手川につながっており、水質汚染や生態系への悪影響が懸念されています。環境団体の関係者は、「廃棄物の有害物質が川と周辺の土壌に浸透している」と警告しており、これは甚大な環境災害の前兆です。

地元住民は、目の前に広がるゴミの山に呆然と立ち尽くしており、地元議員は「環境庁が何もできていない」と危機感を募らせています。冬を前に、迅速な対応が求められている中、政府に対して現場の清掃支援を要請したものの、その費用は日本円で50億円以上と見積もられ、解決には時間がかかる可能性があります。

この不法投棄の背後には、組織犯罪グループの関与が疑われていますが、詳細はまだ明らかになっていません。環境庁は、河川の水質調査を進めるとともに、ゴミの投棄経緯を調査中です。今すぐの行動が求められるこの状況、果たして誰がこの環境危機を救うのでしょうか。