1200トンが倉庫に…コメの大量在庫 価格“高止まり”で新米買い控えか もち米農家がコメに転作で「団子」「豆大福」も値上げ

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米価格が高止まりし、倉庫に1200トンの在庫が山積み。消費者の買い控えが続く中、もち米農家が主食用の米に転作し、団子や豆大福の価格も急騰している。米専門業者の倉庫には約2万1200トンの米が残されており、過去最高値を更新した米の平均価格は5kgで4316円に達した。この異常事態は、消費者が高価格の米を避ける結果を招き、業者は在庫の山を抱えることに。

政府は経済対策としてお米券の活用を見込んでいるが、果たして効果があるのか。都内の味噌店では、米価格の上昇により、味噌の価格が1割から2割値上げされ、現在もそのままの状態が続いている。さらに、もち米の価格も昨年の倍以上に跳ね上がり、農家たちは主食用の米に転作せざるを得なくなった。

この影響で、団子の価格は先月110円から10円値上げされ、豆大福も20円の値上げが決定。年末の需要増加が見込まれる中、店舗は値上げを抑える努力をしているが、消費者の財布に響くことは避けられない。人々は今、年越しの食事をどうするか頭を悩ませている。米の高騰は、ただの価格上昇にとどまらず、食文化にも影響を及ぼす重大な事態だ。