
福岡県八女市の山中に小型機が墜落し3人が死亡した事故で、国の航空事故調査官が現地に入り、原因究明に向けた本格的な調査が始まりました。
◆記者リポート
「午前9時52分です。航空事故調査官がこれから墜落現場に向かいます」
20日朝、八女市の墜落現場に向かったのは、国の運輸安全委員会の航空事故調査官や福岡県警の捜査員です。
18日、八女市星野村の山中に小型機が墜落し、現場周辺で搭乗していたとみられる3人の遺体が見つかりました。
小型機は佐賀空港から大阪に向けて飛行していたということで、国の運輸安全委員会は航空事故調査官を19日に佐賀空港に派遣し調査を始めていました。
20日は墜落現場で機体の損傷状況などを確認するとともに、ドローンを飛ばして周辺の様子を撮影するなど5時間以上にわたり調査を行ったということです。
◆運輸安全委員会 日下順詞 調査官(20日午後)
「機体の残骸はおおむね約50メートル四方に散乱していた。その散乱した個々の部品はほとんどが焼損して、原形をとどめていない状態」
現場からフライトレコーダーやパラシュートなどは見つかっておらず、航空事故調査官は21日以降も墜落現場での調査を続ける方針です。