
俳優の柄本時生が21日、都内で行われたアニメ映画「果てしなきスカーレット」初日舞台あいさつに芦田愛菜、岡田将生、細田守監督らと登壇した。
ジャケットに赤色のニットをのぞかせた衣装で登壇した柄本は、13日にさとうほなみとの結婚を発表して以降、初の公の場となった。
柄本は「俳優業をやっていてこういう作品に出会えるのは本当にありがたいことだと思わせていただいた」と出演した思いを語った。
同作は細田守監督の最新作。主人公の王女・スカーレットが父の復讐(ふくしゅう)を果たすべく、死者の国を旅する物語。芦田がスカーレット、岡田が旅の同行者となる現代の日本人看護師・聖(ひじり)の声を担当している。柄本はクローディアスの側近。スカーレットたちの動向を監視しているレアティーズの声を務める。
柄本は「刺客(の役)をやったことがないので、まずどういう声がいいのかなと思った。一度は普段の自分の声でやってみて、それでOKをいただき、後々撮り直したいと連絡がきた」とレコーディングのエピソードを苦笑いで明かした。細田監督から「さらによくということです」とフォローされると、柄本は「僕にとってはいい時間を過ごしました」と前向きに感謝した。