
鳥取の美少女として注目され、高校時代にグラビアデビューを果たした白濱美兎
鳥取の美少女として注目され、高校時代にグラビアデビューを果たした白濱美兎。いまやグラビア界のチップランナーとして各誌を席巻しているが、東京での活動が増えた現在でも地元への思いは人一倍強いという。
グラビアムック「PARADE(パレード)」2025秋号の撮影直後に、ちょっと変わった撮影内容と、イチ押し地元グルメ、そして今後挑戦してみたい仕事を語った。
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──白濱さんは、グラビアのお仕事を始めてから現在3年目ですよね。
はい。高校2年生から始めて、今年で3年目に入りました。カメラにもだんだん慣れてきましたし、今回の撮影みたいに自然体で楽しめるようにもなりました。私はインドア派なのでプライベートではあまり外に出ないんですけど、撮影で久々に自然に触れると楽しくて! そういう喜びの表情はリアルに写っていると思います(笑)。
──プライベートで海に行くことはない?
なかなかないですね。もともと人が多いところに行くとすぐに疲れちゃって。お仕事のときはスイッチが入るので平気なんですけど、そうじゃないときはお家で過ごすほうが好きです。
──家ではどんな感じで過ごしていますか?
読書がとても好きなので、のんびり本を読んでいます。同じ作品を何回も読むタイプで、気に入った本があったらずっと読み返して何度も感動しています。特に湊かなえさんの作品が好きですね。ミステリーで人間の心も描かれているようなところに惹かれます。
──マンガもお好きだそうですね?
好きです! 小さい頃、『ちゃお』で連載されていた『ドーリィ♪カノン』が大好きで。好きすぎて、作者のやぶうち優先生にお手紙を送ったこともあるんですよ。今でもときどき読み返します。今回掲載していただく『PARADE』が『ちゃお』と同じ小学館さんだと知って、とてもうれしくてテンションが上がりました(笑)。
──インドア派ということは、スポーツや運動は苦手なタイプでしたか?
そうですね。走ったり飛んだりするのはあまり得意じゃなくて、体育の授業もあまり積極的には参加していなかった記憶があります(笑)。ただ、小さい頃から習っていた水泳だけは得意でした。泳ぐことならいくらでもできます!
──水泳が得意というのは、今のグラビアのお仕事にも少しつながっているような気もします。
そうかもしれないです。撮影でプールに入ってもちゃんと泳げますし、水泳の経験はお仕事に生きていると思います。

ジャングルジムの上に乗って見せたあどけない笑顔
──では改めて、今回の撮影を振り返ってみていかがですか? いつもより大人っぽいイメージでの撮影になったそうですが。
衣装が大人っぽい色味のものが多く、ヘアメイクも普段とは違った感じだったので、とても新鮮な気持ちでした。でも自分らしさは忘れずに、自然体で撮影できたんじゃないかなと思います。
──印象的だったシーンは?
今回は「サメが恋人」という設定があったので、サメの浮き具を抱きしめたりサメが端っこに写っていたり、いろんな場面に登場するんです。途中からはサメも撮影現場の仲間みたいな気持ちになっていました(笑)。他にも蚊取り線香の煙を使ったり、お風呂の水蒸気でカメラがくもっちゃったり、普段とは違った珍しい体験をたくさんさせてもらいました。そして最後は海で夕陽を背景に撮影したんですけど、水面に映る光のラインがきれいで本当に素敵な撮影になりました。
『秘密のケンミンSHOW』に出たい
──今はグラビアをメインに活動されていますが、これから挑戦してみたいお仕事はありますか?
しゃべることがとても好きなので、それを生かせるお仕事にもっと挑戦していきたいです。これまでにも何度かラジオ番組に呼んでいただく機会があったのですが、マイクの前で自由にしゃべっている時間が本当に楽しかったんです。「こういうお仕事をまたやりたい!」と思える体験でした。あとは演技のお仕事にも興味があるので、演技レッスンを受けたりいろんな作品を見たりして勉強をしています。グラビアで見せる自分とはまた違う表現ができると思うので、今後は演技にも積極的に挑戦していきたいです。
──しゃべることが好きだというのは、今の取材でも伝わってきます。
グラビア撮影の現場でコメント動画を撮るタイミングってあるじゃないですか。そのときも、なるべく多くしゃべるようにしています。ちょっとした一言で現場が明るくなったり作品全体の雰囲気が変わったりするので、それを意識してしゃべることを心掛けているんです。自分の中の「話すことが好き」という部分を大事にして、言葉を通して自分を表現できる場所を広げていきたいと思っています。

キャッチコピーは「全鳥取県民の妹」
──「こういう場所でしゃべってみたい」というようなイメージはありますか?
地元の鳥取県の魅力を伝えられる番組に出たいです。私は地元が大好きなので、『秘密のケンミンSHOW』のようなご当地ネタで盛り上がる番組に出て、鳥取の良さを自分の言葉で全国の方たちに伝えたいです。また、グルメ番組や食レポの仕事にも興味があります。私自身、食べることがとても好きなので(笑)。おいしいものを食べながら鳥取の魅力を発信できたら最高ですね。
──白濱さんのキャッチコピーも「全鳥取県民の妹」ですからね。
このキャッチコピーは鳥取の新聞社さんにインタビューしていただいたときに付けてもらったものなんです。最初はちょっと恥ずかしいかもって思ったんですけど、周りの方から「すごくぴったりだね」と言っていただけることが多くて。今ではすっかり定着しましたし、素敵なコピーを付けていただけてありがたいなと思っています。
──地元愛が強いんですね。具体的には鳥取のどういう部分をアピールしていきたいですか?
やっぱり一番は食の魅力を伝えたいです。鳥取は日本海に面しているので、魚介類が新鮮でおいしいんですよ。特にカニ! 小さな頃から冬のシーズンになると家族で食卓を囲んでカニを食べるのが恒例でした。
──カニは鳥取を代表する味覚ですよね。
このお仕事を始めて、「東京の人はカニを食べる習慣があまりない」ということを知りました。前にスタッフの皆さんと一緒にカニを食べる機会があったのですが、「どうやって食べるの?」と戸惑っている方もいてびっくりしました。鳥取だと子どもの頃から当たり前に食べているので、県民性の違いを感じました。だからこそ「カニを食べるなら鳥取!」と胸を張って言えます。ぜひ多くの人に体験してほしいですね。
──カニ以外にもおすすめはありますか?
お米です。鳥取は水がきれいなので、お米もすごくおいしいんです。ぜひ一度食べてほしいです。
──たくさんの人に鳥取の魅力を知ってもらって、足を運んでもらいたいですね。
本当にそう思います。海鮮も果物もお米も全部おいしいので、来ていただけたら絶対に満足してもらえるはず! これから私も、グラビアのお仕事は大切にしつつ自分の幅も広げて、「全鳥取県民の妹」として地元の魅力を発信できる存在になりたいです。
【プロフィール】
白濱美兎(しらはま・みう)/2006年10月5日生まれ、鳥取県出身。身長163cm。2023年に「美少女図鑑AWARD2023」で3冠を獲得。「全鳥取県民の妹」というキャッチコピーで人気を博し、グラビア界を席巻。PARADEデジタルフォトブック『白濱美兎 美兎とサメくんの終わらない夏休み』が各電子書店で発売中
公式X:@shirahama_miu
公式Instagram:@shirahama_miu
撮影/松田忠雄
取材・文/左藤 豊