橋下徹弁護士が２２日、カンテレ「ドっとコネクト」に出演。番組では、高市早苗首相が台湾有事の最悪ケースを想定して「存立危機事態になり得る」と国会発言し、中国側が猛反発している問題を取り上げた。
番組では石井亮次アナウンサーが「橋下さんのＸがえらいことになってます」と、橋下氏の１７日Ｘ投稿を朗読。外務省局長が北京で中国側と局長協議を行ったことに関して「結局、日本から中国にご説明に伺うのが、今の日本と中国の力関係。このような実態を無視して、口だけ番長で威勢よく言えるのは、無責任な国会議員、コメンテーター、学者など。力を持つまではキャンキャン騒ぐべからず」「日本から中国にご説明に伺った時点で、この喧嘩は日本の完敗。国内でいくら威勢よく言っても意味無し」との投稿が、閲覧数９７２万超と伝えた。
橋下氏は炎上状態と指摘されると「９７２万、みんな批判的な意見なんでしょうね。賛同ゼロなんでしょうね。うれしいですね」と笑わせた。
高市発言については「高市さんに一番懸念してたのはこの点」として「高市さんの一部の大応援団」の影響を指摘。高市発言にしても「あとで今までの政府見解と変わりませんってことを言うんだったら、（予算委で）岡田さんからいくら挑発を受けても、今まで通りに総合判断しますでよかった」と指摘した。
石井アナが「仮に高市総理が撤回しますと言ったら良くないですか？」がと聞くと、橋下氏は「それはもう高市政権持たないと思いますよ」と返した。
「国内では、対外的に強気のことを言っておけば拍手喝采になるし、僕みたいにああいう風に言えば、日本が力を持てば言ってもいいけど今は力がないから控えるべきと言っただけで９７２万人が一斉に猛反発してくる」と語った。
「あの状況を見たら、高市さんは撤回するなんて絶対に言えないと思う。大支持だけじゃなく無党派層も離れるんじゃないですか」と語った。
