
作家の真山仁氏が4日、TBS系「news23」に出演。高支持率を記録した高市政権について言及した。
番組では、11月1、2日に行ったJNNの電話世論調査で支持率が82・0%と極めて高い数字になり、不支持率が14・3%となったことを伝えた。
真山氏はこの数字について「信じられない数字ですけど、高市さんにとってこれが本当にいいことなのかどうかというとちょっと疑問で、まだ何も始まってませんよね」と話した。
「ある程度、いろんな政策が実行されたり、結果が出て高ければ、すごくいいことなんですけど、これって多分、期待値なんですよね。全部しゃべった話とパフォーマンスに近いことに対する評価」と支持の理由を推し量った。
続けて「期待値って、一番うまくいかないときに一気に下がっちゃうんで。逆にいうとちょっとしたことでものすごく反感を買う可能性があるんですね」と指摘。「今までは自分一人の政治家としての発言で済むんですけど、総理大臣の発言ですから、日本の発言になる。この数字っていうのは、彼女が勘違いをして、ついうっかりひと言言ってしまうことによって、せっかくの数字がダメになる危険性をお感じになって行動された方がいいかなと思います」と述べた。