「大浦天主堂」など重要文化財で電気設備を点検 漏電、落雷などによる火災防止へ配線チェックなど

国の文化財保護強調週間に合わせ、重要文化財などを漏電や落雷などが原因の火災から守ろうと電気設備の点検が行われています。

国宝で世界文化遺産に登録されている長崎市の「大浦天主堂」です。

6日朝、九州電力送配電や九州電気保安協会などの作業員8人が配線の劣化や漏電がないか、また天主堂内に4か所ある避雷針に異常がないかなどをチェックしました。

配線点検は11月1日からの国の文化財保護強調週間に合わせて、毎年行われていて今年で56回目です。

大浦天主堂は年間36万人を超える人が訪れる名所ともなっていて、来館者の安全と国の宝を守る取り組みが続けられています。

石松泰 長崎支社長
「長崎の宝である重要文化財を未来に残していくために、我々ができる知識や技術を用いて少しでも協力したい」

配線点検はこのほかにも国指定重要文化財の興福寺など、長崎市内10か所で実施されています。