
天皇陛下が千葉県幕張メッセで開催された国際シンポジウムに出席し、電磁波工学の重要性を強調しました。このシンポジウムには、世界50カ国から約1500人の研究者が集結し、最新の情報通信技術について議論を交わしました。陛下は、携帯電話や光通信に不可欠なフォトニクス技術の進展が、遠く離れた人々をつなげる力を持つと語り、英語でおことばを述べました。
午後3時半、陛下は開会式に登場し、ライフワークである水の研究に言及。レーダー技術による雲の状態や水量の遠隔監視が、自然災害から人々の生命と財産を守る手段であることを強調しました。陛下の言葉は、技術の進展がもたらす未来への希望を示し、参加者たちに深い感銘を与えました。
このシンポジウムは、科学技術の進化が人々の生活にどのように影響を与えるかを再考させる重要な機会です。陛下の参加は、国際的な連携の象徴であり、技術革新への期待感を高めるものとなりました。今後の電磁波工学の発展に、全世界が注目しています。