神田愛花 「いじり」と「いじめ」の境界線は「いじられる側が嬉しいかどうか」仙台育英サッカー部問題で持論

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 元NHKの神田愛花が7日、フジテレビ系「サン!シャイン」で、仙台育英高校サッカー部で発覚した「いじめ重大事態」について、自身の体験から「いじり」と「いじめ」の境界線を語った。

 この日は仙台育英高が発表した「いじめ重大事態報告」について特集。同校は1日に校長の所感などの文書をHPに発表しているが、そこでサッカー部で「過去に『いじり』と呼ばれる不適切な言動が繰り返されていたことが判明いたしました。被害を受けた部員の方に対し、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪。

 「いじりの実態を把握できないまま被害が拡大」「加害側とされた同級生の中には『いじり』と『いじめ』との間に明確な線引きをせず、他者の尊厳を損なう行為の重大さに対する理解が欠如していたことが推察されます」などの文言もあり、「いじり」という言葉が随所に出てくる。

 谷原章介は「いじりといじめの線引きは難しい」というと、神田は「私は仕事でもプライベートでもいじられる側にいつもいるので、思うんですけど」と切り出し「いじりって、いじられる側が嬉しいとか、ありがとうと思う場合で、プライベートでもいじられると、この人は心を開いてくれたんだなって、私は思えるので」とコメント。

 所感文書の中に「いじりと呼ばれる不適切な言動」とあることにも、「いじりはいじられた側が嬉しいから、不適切な言動ではない」とし、「いじりの実態を把握しないまま被害が拡大」とあることにも「いじりは、本人が嬉しければ被害は拡大しないはずなんです」と訴えた。

 「だから、いじりなのかと大人が思ったときに、いじられた子に本当の気持ちを聞けば、それがいじめと判断できると思うので、大人が把握してほしい」と話した。

 もちろん神田も、いじりが嫌だと思った事はあったといい「それはいじめになっていると思うので、でもそれは私は言える、自分で。あと、そういう軍団を離れるっていう経験もあったので、いじられる側が嬉しいか、嬉しくないかが一つの基準だと思った」と話していた。