
岡山市の高齢男性から現金をだまし取ろうとしたとして、名古屋市に住む高校1年の少年が11月6日、現行犯逮捕されました。電話を受けた男性が警察に相談し、「だまされた振り作戦」で逮捕に至りました。
詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは名古屋市に住む高校1年の15歳の少年です。
警察によりますと11月4日から6日までの間、岡山市北区に住む77歳の男性の自宅の固定電話に息子と証券会社の社員を名乗る男2人から、「息子さんが株式で得た利益の税金が未納で脱税で逮捕される」「未納分のうち一部を支払えば逮捕されない」「法律事務所の事務員に100万円を渡してほしい」などの電話がありました。
男性が息子本人に確認したところ、詐欺だと分かり、警察に相談。「だまされた振り作戦」を実施することになりました。
そして6日、法律事務所の事務員になりすまして男性の自宅を訪れた少年を警察が現行犯逮捕しました。取り調べに対し、少年は容疑を認め、「特殊詐欺の受け子になることは分かっていた」「報酬が欲しかった」と供述しているということです。
警察は、少年が闇バイトを通じて犯行に及んだとみて余罪についても調べを進めています。