【速報】「面識ない高校生を暴行死」仙台・国分町 26・27歳男「暴行していない」「死因と関係ない」

2024年夏、宮城県仙台市の繁華街・国分町の路上で、面識のない17歳の男子高校生が暴行され死亡した事件の裁判員裁判が11月10日、仙台地方裁判所で始まった。
傷害致死などの罪に問われた男2人は、いずれも起訴内容を否認または一部否認した。

起訴されたのは、いずれも住所不定・無職の26歳と27歳の男。

起訴状などによると、2人は2024年8月1日午前5時ごろ、仙台市青葉区国分町の路上で、面識のない高校生の顔面を殴って転倒させたうえ、倒れた被害者にさらに複数回の暴行を加え、死亡させたとされている。

初公判で26歳の男は「殴る、蹴るなどの暴行はしていない」と全面的に否認し、弁護側は無罪を主張した。
一方、27歳の男は「転倒した被害者に暴行したのは間違いない」としたうえで、「それが死因につながったわけではない」とした。

弁護側は、「2人に共謀はなく、最初に暴行を加えた26歳男の暴行が死亡につながった」として、傷害致死罪の成立を争う姿勢を示した。

これに対し検察側は冒頭陳述で、「2人は被害者に悪口を言われたことに苛立ち、共謀して暴行を加え、結果的に死亡させた」と述べた。

判決は12月3日に言い渡される予定。