
ニュース情報番組『』(フジテレビ系)のMCを務める俳優・。11月12日放送の同番組での彼の発言が、物議を醸している。谷原が言及したのは、の駐大阪総領事・薛剣氏がXに投稿した「暴言」について。
「汚い首は切ってやる」衝撃投稿
「薛剣氏はX(旧ツイッター)で、高市首相が“台湾有事”について、安全保障関連法に基づく存立危機事態に該当するかどうかを聞かれた際に“武力の行使も伴うものであれば『存立危機事態』になり得るケースだと考える”と答えたことを報じたニュースを引用。そして、《勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく切ってやるしかない》と綴りました。このポストは瞬く間に拡散され、大問題に発展しています」(国際政治評論家)
あまりにも物騒な暴言に、各所から非難の声が上がっている。
立憲民主党の蓮舫参議院議員は、11月11日にXで「外交には礼節が必要です」「他国の首脳への不当な発言は、信頼を損なう行為です」と投稿。さらに語で「貴国の総領事がわが国の内閣総理大臣に対しておこなった極めて不適切な発言に対し、強く抗議します」と綴った。
また、公明党の斉藤鉄夫代表も、自身のXで「総領事による一連の発言は、極めて遺憾です」「外交官としてあるまじき言動であり、党代表として強く抗議します」と投稿。さらには実業家のひろゆきまでもがXで「この物言いを許すとエスカレートするかと」と、今回の暴言を問題視している。
「最初にボールを投げたのは日本側」
批判の声が殺到する中、谷原は発したコメントは……。
「谷原さんは総領事の言葉を“強い言葉”と認めつつ、“最初にボールを投げたのは日本側でもあるじゃないですか”と、薛剣氏をかばうような姿勢を見せました。これにはゲストの峯村健司氏が“これまでの日本の答弁の延長線上の話”“当たり前の話を言っている”と反論したのですが、谷原さんは“今までの総理はここまでの発言、しています?”とさらに食い下がっていました」(スポーツ紙記者)
そんな谷原に対し、視聴者から「首相は国防について語っただけじゃん」「めちゃくちゃ偏った発言してることに気づいてないの?」「番組MCならもう少し民意を汲み取ってくれ」など、違和感を覚える声が押し寄せている。
「一方、“踏み込み過ぎたらから反発が来るのは当たり前”“覚悟なしで踏む込むのはあまりに危険”“首相として軽率な発言でしたね”と、谷原さんのコメントに賛同する声もあります。橋下徹氏も、TBS系『サンデー・ジャポン』で“場合によっては日本とがドンパチになる可能性も高市さんは宣言しました。日本に本当に国力がない、そこまでの力がない段階で威勢良く言ってしまったら大変なことになる”とコメントしており、今回の問題はまだまだ尾を引きそうです」(前出・国際政治評論家)
谷原の発言の真意は不明だが、番組MCとして視聴者から求められているのは、個人的な意見よりも“バランス感覚”のようだ。