
2025年に入って10月末まで、香川県の「オレオレ詐欺」など特殊詐欺の被害総額が10億円を超え、統計が始まってから最も多くなりました。
県警によりますと、県内で2025年に入り、10月末までに認知された特殊詐欺の被害件数は307件と、2024年の同じ時期と比べて129件増えました。
被害総額は、約4億9400万円増え、約10億8300万円となりました。被害件数、被害総額いずれも、2003年に統計が始まってから最も多く、2025年は残り2ヵ月でさらに悪化する可能性が出ています。
被害者の3割が65歳以上の高齢者だということです。送金方法としては、口座に振り込ませる手口が全体の6割を占めていて、次いで電子マネーカードを購入させる手口が多くなっています。
身内などになりすます「オレオレ詐欺」に分類される被害の額は約8億1600万円と、全体の8割を占めました。警察は会ったことのない人から金の話が出たら詐欺を疑うなどして注意するよう呼び掛けています。