TBSの長寿番組「アッコにおまかせ！」が、2024年3月をもって終了することが決定しました。1985年の放送開始以来、40年間にわたり日曜日の昼の顔として親しまれてきたこの番組がついに幕を下ろします。11月2日の放送では、司会の和田明子さんが涙をこらえながら発表し、スタジオは拍手に包まれました。
しかし、近年の視聴率は低迷を続け、2日の放送では歴代最低の3%を記録。裏番組にはMLBワールドシリーズの優勝決定戦があったとはいえ、視聴者の関心は薄れています。その背景には、コンプライアンス意識の高まりによる発言制限が影響を及ぼしていると関係者は指摘しています。和田さんの率直なコメントが番組の魅力だったものの、昨年の北口選手に関する発言が炎上し、以降の発言の自由度が減少しました。
TBSでは若返りの動きが進んでおり、サンデーモーニングの関口浩さんが交代したことで視聴率が回復。関係者は「終了は自然な流れ」と語り、和田さんのマネージャーが異動したことも影響しているとしています。今後、和田さんはカス活動への回帰やローカル番組への出演が期待されていますが、40年の歴史を持つ番組が消えることに寂しさを感じる視聴者も多いでしょう。
「アッコにおまかせ！」の終焉は、テレビ界の時代の変化を象徴する出来事です。日本の昼の顔がまた一つ消え、視聴者はその余韻に浸ることでしょう。
