猟友会ハンターが命を懸けて働く中、時給956円という衝撃の報酬が明らかになりました。熊の出没が増加する中、鶴岡市ではハンターの報酬引き上げを検討していますが、現状では最低賃金以下の金額が問題視されています。
鶴岡市が猟友会に支払う報酬は、1人当たり956円。さらに、熊を捕獲した場合には1頭につき月8000円が支払われるとのこと。市内では今年度中に203頭の熊が捕獲されており、ハンターたちの負担は増す一方です。この状況に対し、地域住民からは「命を懸けているのにこの金額はあまりにも安すぎる」との声が上がっています。
現在の山形県の最低賃金は955円で、2025年からは1032円に引き上げられる予定です。しかし、ハンターたちの報酬が最低賃金を下回る現状に対して、行政の対応が問われています。多くの人々が「この金額で熊と戦うのは無理だ」と感じており、ハンター不足が懸念されています。
さらに、発砲事故が起こった場合、ハンターがすべての責任を負うことになり、法的なリスクも伴います。このような厳しい状況の中、ハンターたちがどれだけの危険を冒しているかを理解する必要があります。地域の安全を守るためには、予算の見直しが急務です。市民の声に応える形で、早急な対策が求められています。
