
山口二郎法政大学教授が21日までにXに、発足から1カ月となる高市政権について投稿した。
山口教授は「中国相手に武力行使も辞さずといきり立つ首相の下で、クマの出没に有効な手を打てず、円安は底を抜け、米価の高騰は続く。防衛費急増を国債で賄うならば、円はさらに信認を失う。国を守るとは一体どういうことか、考えなければならない。高市政権がやっているのは国を弱くすることばかり」と批判した。
また、別の投稿では「私は高市批判に夢中になっているわけではない。最高権力者にprudenceを求めているだけ。権力者に野党よりも慎重さや熟慮を求められるのは当然である」ともっと慎重であるべきだと記した。
高市首相の「台湾有事」をめぐる国会答弁により、日中関係は悪化。中国商務省の何詠前報道官は20日の記者会見で、台湾有事に関する高市首相の国会答弁を日本が撤回しなければ「断固として必要な措置を取る」と述べ、追加の報復措置を警告した。