86歳の祖父母を“枝切りばさみ”で殴り眼球破裂・人差し指切断 殺人未遂で30歳無職の男を起訴

宮城県大崎市で今年8月、86歳の祖父母を枝切りばさみで複数回殴るなどして殺害しようとしたとして、仙台地方検察庁は21日、30歳の無職の男を殺人未遂の罪で起訴した。

起訴状などによると、男は8月4日、自宅敷地内で当時86歳の祖父母に対し、枝切りばさみで複数回殴るなどの暴行を加え、殺害しようとしたとされる。
祖母は全治3週間の頭部挫創などのけが、祖父は全治3週間の頭頂部挫創に加え、左眼球破裂や左手人差し指切断など完治できない大けがを負った。凶器とみられる枝切りばさみは自宅にあったものだという。

逮捕時の警察の調べに対し、男は工具で殴ったことは認める一方、殺意については否認していた。
仙台地検は男の精神状態を調べるため、約3カ月間鑑定留置としていたが、21日付で起訴に至った。男の認否について地検は明らかにしていない。