
全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
MLB・ワールドシリーズ(WS)でMVPを受賞し、全米の注目を集めたドジャース・山本由伸(27)。プレーで成績を残していることは言うまでもないが、同僚や周囲は彼自身の人柄にも好感を抱いているようだ。スポーツ紙記者が語る。
「2024年に入団した山本ですが、今年は同僚との関係も深まったシーズンだったと思います。フレディ・フリーマン選手(36)は、WS中のインタビューで『彼はすぐにチームに馴染んだ。僕らが頼りにできる存在になった』と、山本選手の適応力の高さや責任感を評価。
チームのムードメーカーでもあるエンリケ・ヘルナンデス選手(34)も、山本選手について『言葉の壁はあるけど、彼は僕にとって“子どもの1人”のような気持ちなんだ。1年間、彼の取り組みをずっと見てきたから』と褒めていました」
一気に認知度を上げたシーズン後には、山本のパーソナリティもクローズアップされた。中でもブランド品を多く集めるファッション面も注目された。
「海外の有名インフルエンサーにも“山本選手の愛用アイテム”として取り上げられたのが、ルイ・ヴィトンやシャネルのバッグなどハイブランドでした。
エルメスの『トワル フレイフレイ バーキン』に関しては、定価で1万5000ドル(約235万円)〜2万ドル(約314万円)、リセール市場では3万9950ドル(約627万円)で取り引きされていると紹介されていました。
ただ、山本選手は“ハイブラ好き”なだけではなく、普段からスキンケアをしっかりするなど身だしなみに気を遣っています。球団のロッカーはあまり綺麗ではないようですが(笑)」(前出・スポーツ紙記者)
山本はシーズン後、愛犬の名前が「カルロス」であることを公表。大谷翔平(31)の愛犬・デコピンと「友達」という話でもファンを笑顔にしたが、山本とカルロスが家族になった背景には“母親との絆”もあった。

人間のような顔をして寝る山本の愛犬・カルロス(Instagramより)
今年2月、山本がカルロスを迎えた経緯について次のように語っていたことが「スポニチアネックス」の記事に掲載されていた。
《もともと動物が凄く好きで、僕の母が動物病院に勤めていた。その影響で子供の頃から動物が好きだった》
《母がアメリカのシェルターを見に行ってみたいということで。シェルターに行って凄く気になる犬がいて、それが出会いで飼うことになりました》
山本の母・由美さんは昨夏、ロサンゼルスを訪れており、その時期に親子でシェルターへ足を運んだとのことだった。2人の信頼関係は深い──山本を知る飲食店関係者が語る。
「由美さんは山本選手が子どもの頃から、野球の送迎から食事面まで献身的にサポートしていたことは有名でした。プロ入りしてからも何度も球場に通い、オリックス時代はデーゲーム後にお母さんと2人で庶民派の焼肉店に行ってそうです。お店でも『母とは仲良しなんです』と素直に話していたそうで、本当に純粋な人なんだなという印象です」
WSでの山本は中0日登板で胴上げ投手になるという伝説を残したが、その最終戦後、由美さんの姿はグラウンド上にあった。
「由美さんは遠征先のトロントにも足を運んで声援を送っていたようです。あまり言葉が多くないタイプの山本選手ですが、怒ったりイライラしたりしている姿を見たことがないし、常にポジティブで紳士的。それは、幼少期から寄り添ったお母様の教育の賜物でしょう」(前出・スポーツ紙記者)
シーズン終了後はすぐに日本に帰国した山本。母とともに、山本はまた新たなシーズンに臨む。