Author: d3001

橋下徹氏「吉村さんとも友人の関係を越えることはない」青山和弘氏の指摘に「僕はメディアの立場」

05 November 2025

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が5日、Xを更新。政治ジャーナリストの青山和弘氏がこの日のテレビ番組で、日本維新の会の藤田文武共同代表の進退について、橋下氏の影響力を指摘したことに「僕はメディアの立場」「吉村さんとも友人の関係を越えることはない」と訴えた。  青山氏はフジテレビ系「サン!シャイン」で、藤田共同代表の進退について、「影響力を持っている」という橋下氏の意見を吉村洋文代表がどこまで聞くかで「それによって辞めさせる、辞めさせないという判断に影響かっていうのが最大の焦点」と述べていた。  橋下氏は「僕はメディアの立場」とした上で「公党の代表を辞めさせる辞めさせないの権限も責任も何もない。吉村さんとも友人の関係を越えることはない。そこの線を引かないとおかしくなる」とキッパリ。  続けて「僕は政治家時代、公金の扱いに異常なまでにこだわってきて、それが維新を作った僕の原点であり、大阪改革、ひいては国政政党まで立ち上がった核だと思っている」と主張。「公金に対するセンサーが敏感な政治家じゃないと改革なんて断行できないという持論」とつづった。  「少しでも公金に甘いと国民に思われると日本では国民負担を伴う改革を断行できない」とも主張し「僕はこのような思いを維新に対してだけでなく日本の政治全体に求め続け、メディアの立場から引き続き発言していく。民間人になればそこまで金に厳しくなる必要はないだろう」と結んだ。

「来年4月以降、減給されるとの噂が…」フジテレビ社員が語る”騒動”から10ヵ月後のモヤモヤと不安

05 November 2025

テレビ業界の伝説となりつつあるフジテレビ経営陣による10時間超え会見 「誰が言っとんねん」 「あの10時間にも及ぶ経営陣の会見は、仕事をやりながら見ている社員もいれば、後日アーカイブで見た社員もいたりとさまざまでした。その後、社内向けの説明会が行われましたけど、結局、何が真実なのか伝わらなかった。週刊文春の記事が正しいという前提のもと話が進んでいて、私のまわりでは中居正広(53)に性被害を受けた女性アナウンサーを擁護する意見が飛び交っていました」 ’25年の年明け早々、窮地に陥ったフジテレビ。現役社員のA氏は“騒動”が勃発した当時をこう回顧した。そして「今も真実はわからないまま。モヤモヤしたまま働いていますよ」と続けた。 「スポンサーが次々と撤退した影響で“来年の4月以降、給与に影響が出る”と噂になっています。そもそも、そんなもらってないのに減らされてしまうのかと暗澹(あんたん)たる気持ちになります。 部署によって違いはあるかもしれませんが、騒動を受けて会合や会食は事前に申請して上長の承認を得ねばならなくなりました。二次会は経費で落とせません。制作費は年々、縮小傾向にあったので急激に減った感覚はないのですが、それでも往時とは比べるべくもないです。“一部のスポンサーは11月に戻ってくる”と聞いたので少し安心しましたが……」 旧経営陣が一掃され、清水賢治社長(64)が率いる新体制となった。フジテレビは生まれ変わったのか――A氏が苦笑いする。 「セクハラ・パワハラ研修が開催されるなど、対策に力を入れ始めましたが、これって一般企業が15年前からやっていること。当たり前のことをちゃんとやりましょう、みたいな内容でバカげてますよ。しかも、パワハラの権化みたいな先輩たちが先導しているので“誰がいまさら言っとんねん”感がすごくありました。 デカい声で“あの人に、こんなことされました!”って言われてしまったら即終了という時代ですから、みんなビクビクしています。いまや、女性ADが一番強いんじゃないですかね。彼女たちに仕事を頼みづらくなりました。嫌になって辞めた同僚はめちゃくちゃ多いです。私は社に残りましたけど、相当悩みましたよ」 港前社長の盟友である『とんねるず』石橋貴明も一連のフジテレビ問題の報告書に登場。謝罪に追い込まれた 「ほとんど話題にならない」50億円訴訟 フジテレビというだけで取材を拒否されたり、ロケ協力を断られたり、「クレジットから名前を外してくれ」と言われたり、騒動後のフジ社員の苦労が広く報じられたが、「良いこともあった」とA氏は言う。 「僕たちを信頼してくれる出演者、取材対象者、スポンサーの存在が少なからずいて、彼らを身近に大切に感じるようになりましたね。真っ当な会社になるべく、全部署が一丸になってコンプラ順守に邁進していますが、その一方で“楽しくなければテレビじゃない”というフジテレビのアイデンティティが薄れてしまわないか、心配でもあります」 A氏の言う「アイデンティティ」をバラエティ、ドラマ部門のトップとして体現した前社長の港浩一氏(73)と前関西テレビ社長の大多亮氏(67)に対し、フジテレビは総額50億円もの巨額損害賠償請求訴訟を起こした。古き良き時代と決別した形だが、「社内ではあまり話題になっていなかった」(A氏)という。 「『楽しくなければテレビじゃない』……心の奥底ではみんなそう思ってるはずですし、時代を動かす“お祭り番組”を作れる局はフジしかないという思いで頑張っています。対外的には絶対に言えないフレーズですけど……。必死に面白いコンテンツを作らなければならない。それは今も昔も変わらないですよ」 テレビ黄金時代の王様だったフジテレビ。騒動後も会社に残った社員たちは再起すべく必死にもがいているーー。