『自民、都議会でも裏金か パーティー収入のプール常態化の疑い』by「毎日新聞」
東京都議会の自民党会派の政治団体「都議会自民党」が開いた政治資金パーティーを巡り、都議がパーティー券のノルマ超過分の売り上げを納入せず、プールする運用が常態化していた疑いがあることが関係者への取材で判明した。都議会自民党と都議側双方の政治資金収支報告書にはこうした収入が記載されておらず、裏金化していた可能性がある。都議会自民党が内部調査を進めている。 自民派閥を巡る事件でもプールによる裏金づくりが明らかになっており、定数127の都議会で、30人が所属する最大会派の都議会自民党でも同様の疑いが浮上した形だ。 関係者によると、パーティー券は1枚2万円で、都議会自民党は所属する都議1人当たり50枚100万円の販売ノルマを設定。パーティーの開催前に、ノルマの50枚に加え、「予備」名目の50枚を合わせた計100枚のパーティー券を都議側に配布していたという。 都議は予備として配られたパーティー券も企業や団体に販売し、ノルマ以上を売り上げるケースもあったが、都議会自民党はノルマ超過分の納入を積極的に求めていなかった。議員側から求められれば、追加のパーティー券を渡すこともあったとされる。 都議会自民党は直近5年間では、2019年12月と22年5月に政治資金パーティーを開催。都議会自民党は自民派閥の裏金事件を受けて、弁護士を交えて時効が成立していないこの二つのパーティーを対象に調査を実施している。収支報告書にはいずれも約6000万円の収入があったと記載されているが、複数の議員がノルマ超過分をプールし、実際にはもっと多くの売り上げがあったとみられる。 都議会自民党の小松大祐幹事長は11日、報道陣の取材に対し、「厳粛に受け止めている。現在も調査中で、しかるべきタイミングで説明をしたい」と話した。 都議会自民党のパーティーに関連して、一部の収入が記載されていなかったとする刑事告発が東京地検特捜部にされており、特捜部が関係者から聞き取りを進めている。 自民党東京都連、正確には会派の政治団体である「都議会自民党」の政治資金パーティー収入の「裏金」化問題で、東京地検特捜部が動いています。今後、大きな問題となっていく可能性があります。東京都議会議員の任期満了日は2025年7月22日で、半年あまり後には都議選が予定されています。そればかりでなく、政治資金規正法の改革論議をはじめ、国政にも大きな影響を及ぼしそうです。 政治資金制度改革の議論は、もっぱら国会議員についてなされてきましたが、地方議員などにも広げた形で行われるべきでしょう。 都議会議員選挙を半年ほど後に控えた今、こうして「政治とカネ」の問題が、国政だけではなく、今度は地方政治にも飛び火した格好だ。 そもそもこの令和における「政治とカネ」の問題は、「国会議員の自民党の派閥」の問題に矮小化されてきたが、しかしながら、こうして都議会の問題も浮上するとなると、「国会議員の自民党の派閥」だけの問題ではないのかもしれないという疑いが出てくる。 こうした「裏金」の「錬金術」を明らかにして、「日本の政治全体」の健全化をはかる必要がある。しかし、自民党にとってはこの時期のこの報道は痛手となる。 本件はいろいろな場でささやかれていましたが、表に出てきた印象です。さらに広がりのあるものなのかどうかなど、予断を許しません。国会での論戦にも影響を与えるでしょう。政治資金規正法改正にも影響を与えていくものとも思われます。政治改革の流れは、ますます太い流れになっていきます。 国民からは徹底的に税を徴収するため 記載漏れ収入があっても追徴課税を行うのが今の税制です。国民の収入は徹底的に洗いざらい 調査し 納税をさせるのが 国税としてのあり方でもあるし それが税の公平性を担保している点において当然のことだと思う。 だからこそ公の仕事をする議員の皆様方は税の公平性の観点から 国民同様 きちんとした 追徴課税を受けていただき さらにごまかしが悪質であるならば 立件されるべきと考えます。 中小企業を経営しています。会社の備品を買うときに、つい私用のものも一緒に同じ店で買ってしまうこともあります。そんなときレシートを分けてもらうのは、店員や後ろに並んでいるお客さんにも迷惑がかかってしまうため、遠慮して経費では落とさないようにしています。こういうのを見てしまうと、真面目にやっているのがばからしくなりますね。 収支報告書への不記載は大概が修正報告で済まされるから余計いい加減な取り扱いになる。表沙汰になっているのはまさに氷山の一角であり、常態化している疑いは限りなく濃厚だ。厳格な罰則規定がないから何十年経っても一向に改まらない。いい加減な政治資金の取り扱いで甘い汁を吸っているようにも思う。 国会の裏金騒動が収まらぬうちに、今度は都議会自民党の裏金疑惑だと?…
『乙丸の「帰りた~い!」は『光る君へ』屈指の名シーンに 矢部太郎が“全話”で放った存在感』by「リアルサウンド」
NHK大河ドラマ『光る君へ』第47回「哀しくとも」で、まひろ(吉高由里子)に向かって「帰りたい」と繰り返す乙丸(矢部太郎)の姿が話題を呼んだ。 大宰府にて再会を果たしたまひろと周明(松下洸平)だったが、2人は異国の海賊との戦いに巻き込まれ、周明は敵が放った矢に胸を貫かれる。周明はまひろに息も絶え絶えながら「逃げろ……」と伝え続けていたが、まひろの命を救ったのはもちろん周明だけではない。 海賊と戦う双寿丸(伊藤健太郎)の「行け!」という声を聞き、乙丸は意を決してまひろを周明のもとから引き離す。長年、まひろの従者として付き従ってきた乙丸がまひろの悲しみを理解していないはずがない。けれど、彼の使命はまひろを守ることだ。乙丸演じる矢部が見せた決死の形相に心を打たれる。まひろを逃がそうとする乙丸の手には、まひろを労わる優しさだけでなく、まひろを生かす使命が伝わってくる強さが感じられた。 必死になってまひろをその場から連れ出す乙丸の姿に、越前でのまひろと乙丸の会話を思い出した。周明に命を脅かされた日の晩、まひろから突然なぜ妻を持たないのか聞かれた時、乙丸はこう答えていた。 「あの時……私は、何もできませんでしたので」 「北の方様が……お亡くなりになった時、私は何も……」 「せめて姫様だけはお守りしようと誓いました」 第1回でまひろの母・ちやは(国仲涼子)はまひろの目の前で殺された。第1回の終わり、為時(岸谷五朗)にちやはを殺した相手の名を泣きじゃくりながら伝える姿には悔しさが滲んでおり、観ていてとても切なかった。この時のことを乙丸はずっと悔いていたのだ。 乙丸は初登場時からどこか頼りないが、まひろたち家族を守るという強い気持ちは今も昔も変わらない。矢部の演技は、従者らしい控えめな佇まいに徹する真摯さも魅力的だが、1人の人間としての意志の強さが感じられるところにも心を引き付けられる。 たとえば第47回では、話題を呼んだ場面もさることながら、隆家(竜星涼)に言葉をかけられ、涙を流すまひろをじっと見つめる乙丸の表情も印象的だった。まひろを心配そうに見つめる面持ちはやや険しく、その後、無念そうに目を閉じてうつむく。この演技は、まひろの悲しみを痛いほど理解しているようにも見えたし、この時から、まひろを守るためにはここにい続けてはいけないと考えていたようにも見える。そして例の場面では、乙丸は「お方様! 私はきぬに会いとうございます!」「お方様も一緒でなければ嫌でございます!」と自分の気持ちを訴える。乙丸にとって、まひろや隆家の前で自らの意思を伝えるのはなかなか勇気のいる行動だったと思う。しかし乙丸は一歩も引かない。 唐突に始まった矢部の見せ場は、それまでの暗い雰囲気を一気に取り払った。視聴者ははじめこそ、まひろや隆家のように呆気にとられたことと思う。矢部がこれまでにない大きな声で台詞を発していたこと、そして「会いたい! 帰りたい! 帰りた~い! 会いたい! 帰りたい!」と連呼する姿にはおかしみがあり、思わず笑ってしまった。 だが、乙丸が「帰りましょう」と嘆願するのではなく、まるで子どもが駄々をこねるようにして訴えたからこそ、まひろの心が動いたといえる。矢部の演技には、第1回から乙丸を丁寧に演じてきた彼にしかできない説得力があった。あの言動は乙丸にとって最初で最後のわがままだ。そして、自分が都へ帰りたいというわがままでありながら、まひろだけは守り抜きたいという乙丸の誓いの表れでもある。 本作は、主軸となるまひろと道長の物語だけでなく、脇を固める俳優陣が魅力的であり、その魅力を書き切れないのがとても口惜しい。たとえば、乙丸同様、第1回から登場し、道長に従者として仕えてきた百舌彦(本多力)や、長年に渡って要職を歴任してきた実資(秋山竜次)など。 特に百舌彦については、刀伊の者の襲撃について実資から報告を受けた道長が「太宰府……」と呟いた時、ハッと道長を見る一瞬の演技が心を打った。百舌彦もまた、まひろと道長の関係を長い間見守り続けてきた人物だ。あの一瞬だけで、道長の胸中を慮る百舌彦の心情が伝わってきて、胸にグッときた。 『光る君へ』は最終回を迎えるが、もうすでに名残惜しい。まひろと道長の物語だけでなく、まひろの家族、道長の家族、朝廷や後宮の人々の姿にも注目し、物語の終わりをじっくりと見届けたい。 片山香帆 2024年12月12日 『乙丸の「帰りた~い!」は『光る君へ』屈指の名シーンに 矢部太郎が“全話”で放った存在感』by「リアルサウンド」 視聴率だけをもって失敗と断じたり、ろくに見てなさそうな的外れな記事を書いたりといったのが目につく中、これはしっかり見た上で流れを理解して書かれた良い記事かと思います。 こういうのが増えてもらいたいものです。 このシーンを見た時、最初あっけにとられ、次に大笑いし、最後に泣けてきた。泣けてきた意味が自分でもよく分からなかったが、この記事を読んでその訳が分かりました。キチンと作品を見続けている人が書いて下さると本当に良い記事になるものなのですね。ありがとうございます。 脇を固める俳優陣が魅力的であり、その魅力を書き切れないのがとても口惜しい。 全く同感です。 「ヤフコメ」に散々書き込んで来ましたが、それもあと最終回のみとなるのが口惜しいと同時に寂しくて、当分「ロス」が続きそうです。 乙丸が帰りたいを連発してまひろを都に帰らせようとした。 よく見るとその背後に雪が降っている。太宰府にも冬がやってきていた。 隆家が刀伊の軍勢を追い払ったのは4月。 まひろはそれからずっと太宰府に留まったままでいる。…
『【速報】犯人は中2階の浴室の窓から侵入・逃走した可能性 “比較的若い男”の犯行か 4人殺害の世田谷一家殺害事件で警視庁が遺留品など公開』by「FNNプライムオンライン(フジテレビ系)」
24年前に起きた東京・世田谷区の一家4人殺害事件で、警視庁は焦点だった犯人の侵入と逃走は、中2階にある浴室の窓からの可能性が高いとの見解を示しました。 2000年の大晦日、世田谷区上祖師谷の自宅で、宮沢みきおさん一家4人が殺害されているのが見つかり、事件は未解決のままです。 犯人の侵入と逃走の経路が焦点の1つとなっていましたが、警視庁は10日、住宅裏の公園側の中2階の浴室の窓から、犯人が出入りした可能性が高いとの見解を示しました。 窓の網戸が外れて落ちていて、フェンスと給湯器を使って登れば、地上から3~4メートルの窓からも侵入できることが、検証で判明したという事です。 また、現場にあった固定電話機のプラグがコンセントから抜けていたことも新たにわかりました。 警視庁は犯人が通報を遅らせるために抜いた可能性もあるとみています。 警視庁は犯人の遺留品などを公開し、その中の1つのトレーナーは全国で130枚しか販売されていないものであり、同じトレーナーを着ていた人を知っていたり、トレーナーを知人にあげたりした人がいたら情報提供をしてほしいと呼びかけています。 警視庁は比較的若い男の犯行とみて、犯人が身につけていた遺留品などを公開し、情報提供を呼びかけています。 情報提供先 成城警察署 03-3482-0110 ヤフコメはコンテンツだ! 注目ドラマはカテゴリから 2024年12月10日 『【速報】犯人は中2階の浴室の窓から侵入・逃走した可能性 “比較的若い男”の犯行か 4人殺害の世田谷一家殺害事件で警視庁が遺留品など公開』by「FNNプライムオンライン(フジテレビ系)」 ===>Yahooエキスパートのコメント 前田恒彦:元特捜部主任検事 解説 これまでもこの時期になると「犯人が現場に残したマフラーの製造元から犯人の特定につながる可能性がある」とか「犯人の指紋の中心に豚の鼻のような特徴があることが分かった」などと報じられてきましたが、進展がなく、検挙には至りませんでした。 これらに比べると、今年はこれといった新しい情報も出ておらず、警察が鋭意捜査を続けているとはいえ、事件当初に社会が受けた衝撃も時の経過とともに風化しつつあるのではないかと危ぐされます。 ただ、科学捜査は日々進歩していますし、たとえ国外逃亡をしていても、他国の捜査機関から犯人に結びつくDNA型や指紋などの捜査情報を得られたり、犯人が国内外で新たな犯罪に及んだりすることで、派生的に本件の検挙に至る可能性もありえます。 2010年の法改正で殺人罪や強盗殺人罪の公訴時効は撤廃されていますので、警察には最後まであきらめず、何とか犯人を追い詰めてもらいたいと思います。 ===>Yahooエキスパートのコメント 出口保行:犯罪心理学者/東京未来大学こども心理学部教授 解説 こうした事件、まさに「検挙に勝る防犯なし」の典型となります。 我が国の警察は本当に優秀です。容疑者は、逃げ延びることなどできないと思っていてください。 科学捜査の進展も著しいものがありますし、何より警察の捜査にかける執念が半端ではありません。 われわれ国民はこの事件を風化させないようにしていくしかありません。語り継いで、何か少しでもヒントになることがあれば情報提供することが求められます。 =>1位コメント 年末が近付いてくるとこの事件を思い出す時があります。もう24年も経つのですね。…