
11月6日午前、岩手県野田村の三陸自動車道の下安家トンネルの付近で走行中の大型トラックがクマをはねました。
死んだクマのそばに2頭の子グマがとどまり続けたため、現場付近は約10時間にわたり通行止めとなりました。
6日午前0時過ぎ、野田村の三陸自動車道下り線の下安家トンネルの入り口付近で、走行中の大型トラックが体長1mほどのクマをはねました。
トラックの運転手は安全な場所に移動してから警察に通報し、けがはありませんでした。
この事故の影響で、三陸自動車道は現場近くの一部区間の上下線で午前2時25分から通行止めとなりました。
はねられて死んだクマは成獣とみられ、現場には子グマと思われる2頭が数時間にわたりとどまり続けました。
このため村では猟友会などと対応を協議していたところ、発生から10時間以上が経過した昼ごろ、2頭は山へと立ち去ったということです。
警察と三陸国道事務所はトラックにはねられたクマを回収し、安全が確認されたとして、午後0時40分に上下線の通行止めを解除しました。