片言の日本語を話す男に…「ウイルスに感染しています」70代男性が架空料金請求詐欺の被害 大分

大分県九重町に住む70代の男性が架空料金請求詐欺で5万円をだまし取られたことがわかりました。

警察によりますと11月3日、男性が自宅のパソコンでインターネットサイトを閲覧中、突然パソコンから警告音が鳴り、画面上に「ウィルスに感染しています」「この電話番号に電話して下さい」などと010から始まる電話番号とともに警告文が表示されました。

男性がこの電話番号に電話をかけると、英語の音声ガイダンスが流れたため電話を切りましたが、その後、「+」(プラス)からはじまる国際電話番号から着信がありました。

電話の相手は、片言の日本語を話すソフトウェア会社職員を名乗る男で、パソコンの警告音を止めるための操作を指示してきました。

男性は、その男の指示に従ってパソコンを操作すると、警告音は止んだものの、男が遠隔でパソコンを操作し始め、「パソコンの修理が必要。ウイルスを除去するために5万円かかる。近くのコンビニで電子マネーカードを購入するように」などと言われました。

それを信じた男性は、その男の指示に従い、電話をつないだままコンビニエンスストアで5万円分の電子マネーカードを購入し、男にカードの利用番号を伝え、5万円分の利用権をだまし取られる被害にあったということです。

警察は「電子マネーで支払いを要求された場合は詐欺を疑い、カードの利用番号を相手に教える前に、家族や警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けています。