
俳優の福士蒼汰(32)が、来年1月スタートのフジテレビ系ドラマ「東京P.D. 警視庁広報2係」(火曜、後9・00)で主演を務めることが6日、分かった。来年迎える俳優デビュー15周年イヤーの1発目の作品として、これまで題材にされることが少なかった警視庁広報課が舞台の社会派警察ドラマに挑む。
タイトルの「P.D.」は「Police Department」の略。東京の治安をつかさどる警視庁の広報課を中心とした物語で、広報課2係は主にメディア対応を業務としている。事件発生時の記者会見、捜査幹部との折衝、メディアとの交流を通じてコントロールを試みるなど、一筋縄ではいかない仕事だ。
福士は蔵前橋警察署の刑事から広報課2係に異動となる今泉を演じ、俳優の緒形直人(58)が今泉を陰で支える2係の上司の安藤を演じる。
福士の同局制作ドラマでの主演は15年放送の「恋仲」以来、約10年ぶり。「当時22歳の月9でキュンキュンするようなドラマをやっていました。今回、10年ぶりに帰ってきて、そして緒形直人さんとご一緒できるということで、ドラマ自体も社会派でまた違った自分を見せることができるのではないかと思っています」と気合を込めた。
約22年ぶりに同局系ドラマに出演する緒形は「フジテレビの作品は恋愛ものが多いイメージなのですが、これだけ社会派な内容のドラマはなかなかないのではないか。いいドラマを福士くんと作っていきたい」と意気込んだ。